名曲の歌詞をたくさん作った人の、エッセイと小説が読める本。
エッセイは素でおもしろい。
小説は意外にも夢か現実か、みたいなショートショート。
こっちもおもしろいの。素晴らしい。
スーパーカーっていいバンドだったよね。
ということで、ロッキンオンジャパンのコラムをまとめたやつをおすすめしてもらったので、
読んでみました。
インフルエンザの熱が落ち着いてきたころに、手元にあった本。
こんな本でした。
ミュージシャンって、音楽が得意な人と、その人の特殊性がたまたま音楽で花開いている人がいると思うんです。
「おまえ、音楽があってよかったな」って人と、
「おまえは音楽やってなくってもなんかしらになってた感じだよな」って人。
この人は後者だと思う。
つかこの
「○○をやってなくてもなんかしらになってたよね」って人と、
そうじゃない人。みたいな区分が好きです。
一見器用に見えて、実はそれ以外だったらほんと役立たず。
みたいな人って、なんかいいんですよ。
小説は深夜ドラマの原作になりそうな、
ちょっと不思議かつあるある要素もある感じ。
ノンフィクションの話とフィクションの話が混ざってるらしい。
タクシーの運転手さんにこんこんと説得されて煙草をやめる話とか、
創作みたいだけどそうじゃないみたい。
エッセイは、20代男性の等身大の日々、って感じ。
居酒屋でのくだらない男子トークとか。
そうそう、これ前から思ってるんだけど、
「女子力」って言葉があるけどさ、
「男子力」って言葉を時々思うんですよ。
「女子力」の重心は「女」と「力」にあるんだけど、
「男子力」の重心は「男子」と「力」にあるのね。
バカなことをやるやつこそ男子力が高い。
男子力が高くても女性にはモテないけど、男子にはモテる。
この人少し前の日曜夜の「関ジャム」っていう番組に他の音楽プロデューサーといっしょに
『2016年この曲がすごかった』的な