うさみ本棚

うさみの本棚です。おすすめされた本を読みますので、おすすめ教えてください!

読書感想文

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年を読んで。読書感想文。

いいアルバムだけど、一番好きなアルバムではない、 みたいなことってあるじゃない? 超好きなアーティストだけど、新譜を聴いたらうーん、なんか物足りない、 と思うようなこと。 あるいは大好きな牛丼屋さんにいつもと違う時間に入ったら、 うーん、おいし…

「まんがで変わる! 仕事は楽しいかね?」を読んで。読書感想文。

100円のコーラを1000円で売る方法に続き、 まんがでビジネス書を読むやつ。 さらーっと読めます。 原書は読んでません。 仕事は楽しいかね? と言われると、そこそこ楽しいんじゃないかな。 時によって100楽しいのときもあれば5,000楽しいの時もあるかなー。…

カズオ・イシグロの「わたしたちが孤児だったころ」を読んで。読書感想文。

この本の感想文を、なぜかとっくに書いたつもりになっていた。 実際は、書いてなかった。 なので改めて書きます。 一人称。 ぜんぶ一人称なんですよ。 主人公の思い込みがあったとしたら、 その思い込みをそのまま書いてある。 後の「忘れられた巨人」につな…

森博嗣さんの、「彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone?」を読んで。読書感想文

ぐわー 2連発でSFを読んでしまいました。 なんていうか、ラーメン2連発くらい個人的には罪悪感までいかない得も言われぬ行為なんですよ。 SF2連発読書。 っていうかね、SFっていう言葉で一括りにするのがそもそもアレだと思うんですよ。 ほら、「歴史もの…

飛行機の歴史

先日次男が図書館で選んで読んだ「機関車・電車の歴史」の、今度は飛行機版。 写真ではなく、精密な絵でもなく、幼稚な絵本の絵でもなく。 この絵の力と文章がぐいっぐいっと少年心を押すのです。 まずは神話の時代というか、 「こうやったら飛べるんじゃね…

トム・スタンデージさんの世界を変えた6つの飲み物 - ビール、ワイン、蒸留酒、コーヒー、紅茶、コーラが語るもうひとつの歴史を読んで。読書感想文。

いやはや良い読書だった。 ビールは大麦から、 ワインはぶどうから、 蒸留酒は醸造酒から、 コーヒーはコーヒー豆から、 紅茶は茶の葉から、 コカコーラはコカとコーラから。 この6つが世界を変えた、というか、 この6つのどれかがなかったら、 世界がまっ…

機関車・電車の歴史を読んで。読書感想文。

あ、先に言っとくけど、鉄ちゃんなわけじゃないんです。 私の父は18歳で工業高校を卒業してすぐに街の車検屋さんで働き始めて、 55くらいで一度会社がなくなるも同業種の別会社に転職して働いて、 気づけば今年で65歳。 過去の趣味を覚えてる範囲で思い出…

花森安治の仕事を読んで。読書感想文。

またまたイイ本を読んでしまった。 「なんで誰も教えてくれへんかったんや!」という本。 みんなにもおすすめしたい本。 ついこの前、立て続けに文章力に関する本を2冊読んで、 その後にこの本を読んだことに運命を感じる。 前のは文章の書き方の本だったけ…

「文章力の基本」と「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング 」という文章力本を立て続けに読んだ話。

文章、書いてますか? 私は仕事に趣味にブログに、ちょいちょい書いています。 手書きはほとんどしないから書くというか打つなのかもしれないけど。 さておき、文章の話。 そもそも文章ってなによ?という人は 文章(ブンショウ)とは - コトバンク あたりを見…

「24のキーワード」でまるわかり!最速で身につく世界史を読んで。読書感想文。

私、高校生の時に理系クラスを選んだんですが、 国語は好きだったけど、社会は嫌いだった。 理科は好きだったけど、算数は嫌いだった。 元々読書が大好きで、 大人になってから歴史モノの本とか読むとむっちゃくっちゃおもしろいんですよ。 時間と体力さえ許…

イカの不思議 -季節の旅人 スルメイカ-を読んで。

イカ好き? おれ?イカ?好きさ。 新宿とかにあるイカ天国っていう居酒屋あるじゃない? あれ、だいぶ幸せ。 もちろん人にとっての天国は、イカにとっての地獄だと思うけど。 さて、そんな私のイカ好きがレベル「3」だとすると、 ここにイカ好きレベル「大…

いま世界の哲学者が考えていることを読んで。読書感想文。

私は哲学について全く詳しくない。 哲学者の名前もたいして知らないし、 若い頃文学青年で重い哲学書を開いて自問したこともない。 頭イイ人が人生とか存在とかについてずーっと考えてる学問なことは知ってる。 ほら、工学部電子工学科ですからね。 正直、物…

<インターネット>の次に来るものを読んで。読書感想文。

実は、 ・なんだか話題の本である ・将来予測の本である ・WIREDの創刊者が書いた という話だったので、 期待を上げすぎてしまっていたのか、 なんかちょっとアレな読後感になった。 たぶん、未来というよりも今の話っぽかったからかな。 現時点でのまとめと…

ランチのアッコちゃんを読んで。読書感想文。

前に読書感想文を書いた「心のチキンスープ」っていう、 アメリカのいろんなほっこりするイイ話を集めた本があるけども、 あれを和風だし味にしたような、 ほっこりするお話多数。 体が昆布だしをもとめる時があるんですよ。 そんな時は大きな鍋にぬるま湯を…

パウロ・コエーリョさんの「アルケミスト―夢を旅した少年」を読んで、読書感想文。

これは本当に本当に素晴らしい読書でした。 こんなにいいものが600円くらいで手に入るなんて、 本当に本当に素晴らしいな、と思う。 たまーに、 読んだ読まないで 人生がかわっちゃうような本ってないですか? おおげさ! と思うかもしれないけどんなこたぁ…

調理場という戦場を読んで

「がむしゃら」って言葉があるじゃないですか。 あれがぴったりくるような、 料理人奮闘記。 今は三田にある「コート・ドール」というフレンチレストランのオーナーシェフさん。 斉須政雄さん。 名前で検索すると書籍やお店の情報にまぎれて 掃除は、自分を…

祝!カズオ・イシグロさんノーベル文学賞受賞!大好きな3冊の感想を振り返る。

祝!カズオ・イシグロさんノーベル文学賞受賞! いやいやいやいや、なんですかこの嬉しい感じは。 去年のボブ・ディランに続き、なんてセンスがいいんだノーベル賞選考委員会。 カズオ・イシグロさん。「今まで違うことに毎回挑戦している作家」だと思ってい…

伊集院光さんの「のはなしに」を読んで電車でにやにやしたアラフォー男性こと私。

確か火曜日の夜21時頃、帰りの中央線でこの本を読んでいて、 ものすごくニヤニヤしていた私です。 と、申しますのも、この伊集院光さんの本が面白すぎたんです。 滑稽な過去を、簡潔な文体で伝える。 まるでアーネスト・ヘミングウェイが兵士を描くような率…

グレッグ・イーガンさんの「宇宙消失」を読んで。

ラーメン屋さんの「全部のせ」ってあるじゃないですか。 いろんな具がごわっさーって乗ってるやつ。 私はあまり頼まないんですが、 なんかお得な気もするよね。 この「宇宙消失」というお話は、 超淡麗キリッと塩ラーメンに様々なトッピングをもりもりに盛り…

「海馬」を前に一回読んだけど、もう一度読んだので、読書感想文。 #bilingualnews

人からこの本をおすすめされて、読もうと思ったタイミングで バイリンガルニュースのこのツイートHey! 特別編(#BN264)をアップしました。フンボルト大学ベルリンの脳神経学者、石山晋平さんです!文字起こしも同時リリースしています。https://t.co/JwcuUx…

またの名をグレイスを読んで。読書感想文。

ヘミングウェイが好きなんすよ。 なんか淡々と描写する感じ。 全てを説明しちゃうつもりのハリウッド映画じゃない感じ。 で、今回はヘミングウェイまったく関係なくて、マーガレット・アトウッドさんです。 前に マーガレット・アトウッド「オリクスとクレイ…

小池龍之介さんの「しない生活」を読んで。煩悩について考えたよっていう読書感想文。

宗教全般に興味がある、というとなんかうさん臭いんだけど、人に興味があるんですよ。 で、それに付随して、これだけ多くの人がハマってきた宗教というやつにも興味がある。 この小池さん、煩悩を見つめまくってるんだけど、 自分自身も煩悩から逃れられてな…

バイリンガルニュースMamiの文字おしゃべりを読んで、読書感想文。

今思えば自分の英語耳修行の第一歩は少年の頃に聞いたビートルズやカーペンターズなのではあるまいか。 それか、高校生でギターに傾倒してから聞いたレッド・ツェッペリンやザ・フーなのではありますまいか。まるまりますまいか。 あれからウン十年! アラフ…

東浩紀さんの「弱いつながり」を読んで。現実世界を歩き回らないとなー、と思ったよ、っていう読書感想文。

ずっと動かずにネットにつながってばっかりいると、 新しい言葉で検索できねーぜー。 というのが、この本の軸なんです。 今の自分として正しい言葉で検索をする時代が 終わりつつあるよ、と。 これからの自分のために、 新しい言葉で検索をする必要がある時…

「顧客はサービスを買っている」を読んで。大当たり本だった、という読書感想文。

料理の四面体という本を前に読んだら、 「刺し身はサラダだ、っていうか料理なんて全部サラダだ(超意訳していますごめんなさい)」 みたいなことが書いてあって、超新星爆発レベルの衝撃を受けた私ですが、 今度もイイ本に出会えて新たな衝撃を受けました。…

天才数学者はこう賭ける―誰も語らなかった株とギャンブルの話を読んで、読書感想文。

「ギャンブルは胴元が勝つようにできている。」って、 なんとなく思っているけど、 「じゃあなにも勝つ方法がないの?」と思った数学者たちが、 どうやって取り組んだか、という記録。 あ、別におれギャンブルするわけじゃないよ。 ちょっと前に、 冲方丁さ…

「一汁一菜でよいという提案」を読んで。シンプル、ということについて考え直した読書感想文。

「それだけで満たされているもの、こと。」 という言葉を以前読んで、 すとーんというかズドーン!と腑に落ちた私です。 ズドーン!と。あるいはバスーン!と。それかドギュゥーン!と。 これは、雑誌の&premiumの2016年夏くらいの号の 「あなたにとって、"…

冲方丁さんのマルドゥック・スクランブルを読んで。読書感想文。

・石原プロより爆発・銃撃・カーチェイスする ・攻殻機動隊も驚くほど人間とデジタルが融合してる ・ドラえもんも驚くほど四次元から道具が出てくる ・過去のギャンブル映画が優しく見える ・ダイ・ハードより死にそう そんな小説でした これはおもしろかっ…

読書で賢く生きる。を読んで、読書感想文。

占い師の真木あかりさんのtwitter のファンなんですが、 日々twitterに「星回りとことば」というのを公開されてるんです。 いろんな本からいろんな言葉を引用されてて、グッときます。 で、ある日こんな言葉を紹介してたんです。1月9日の星回りとことば「自…

宇宙の果てのレストランを読んで。読書感想文。

インフルエンザになりました。 かかる前から回復期にかけて読んだ本です。 高熱でぶっ飛んだ脳みそをさらにぶっ飛ばすような本でした。 銀河ヒッチハイクガイドシリーズの二冊目。 いやはや予想通り楽しかった。 一冊目の感想文はこちらから→ 元々ラジオドラ…