うさみ本棚

うさみの本棚です。おすすめされた本を読みますので、おすすめ教えてください!

焼き餃子と名画座 わたしの東京 味歩きを読んで

自己紹介します。好きな食べ物は餃子です。
餃子のことが書いてある本も好きです。

若かりしころの餃子と私

まだ実家で暮らしていた頃、
育ち盛りの兄と私のために母が作ってくれた餃子が好きだった。
「餃子とごはん」
と、文字にするだけで幸せなくらい餃子が好き。


その後
「餃子とごはん」か
「餃子とビール」かというのは、
非常に難しい問題になってきた

餃子2人前とビール

10年前くらい、神奈川県相模原市淵野辺駅の近くに住んでいた。
駅前には餃子の王将があって、レバニラ定食や餃子定食を食べていた。
餃子定食には餃子二人前とサラダとから揚げかコロッケとごはんとスープがつく。
けっこうなボリュームで、20代半ばでも完全に満ち足りた。


ある日、仕事帰りに夕飯を食べようといつもの王将に行くと、
一人の初老のサラリーマンさんが
「餃子二人前とビール」っていう食事を取っていた。
当時はあんなんじゃぜってー足んないよなー、と思った。


だが時は経ち、
先日ついに私も「餃子二人前とビールデビュー」をしました。
結論としては、非常によろしい。
さようなら、過去の自分。
こんにちは、ごはん無き餃子。

あ、本の話だった

で、平松洋子さんのこのエッセイについては、
最初こそリズムに乗り切れなかったものの
徐々にノリ方がわかってきて楽しく読めた。
文章に関係なく、すばらしい居酒屋とか、すき焼きとか、
行ってみたいお店が一気に増える一冊だった。


今年はもう「誰かがおすすめしてた本しか読まない。決して。」と思っていて、
どこかで誰かがおすすめしてたので読んだ。
誰がおすすめしてたかは、忘れた。



「無人島に行くときに持って行きたい10冊の内の1冊」
を選ぶか、と言われると、もって行きたい本ではないけど、
東京でこれから暮らすならもって置いてもいいような、
楽しい一冊だった。