うさみ本棚

うさみの本棚です。おすすめされた本を読みますので、おすすめ教えてください!

三谷 宏治さんの戦略読書を読んで。読書感想文。

戦略読書


「本を読むときには考えて選びましょうねー
 手当たり次第に読んじゃうと、
 ビジネスやらなにやらに生きてこないですよー。」
という事を、実際にオススメの本とともに紹介してくれる本です。

どんな本なの?

子供のころSFとかいろんな本を読みまくってた人が、
その後社会人になっていろんなビジネス書を読んできた上で、
「こうやって本を読むといいんじゃない?」
とまとめてみた。
という本です。読書法。


おもしろかったのが、
「社会人になりたての頃から数年間で、こうやって本を読むと、
 基礎から応用まで知識が身について、
 かつ、こんなところを気にすると他人にできない発想ができる人になるよ!」
というのを、「読書ポートフォリオ」というもので説明してくれるところ。


社会人1年めはまずこれこれこの本を読んで、基礎を身につけなさい。
2年めになったらこんな本を読んで、基礎の上に骨組みを作りなさい。
3年めを過ぎたら、同僚が読んでないはずのちょっと変わったこんな本を読んで少し違う視点のものの見方もできるようになりなさい。
という流れでまとめてくれています。


こういう書籍を紹介する本というのは、
ジャンル別で説明してたり、
著者の関連順やら時系列やらで説明してたりするんです。
でもそれって、読み手の都合を考えてない話。


栄養バランスとか、ダイエットみたいだよね。
基礎代謝を上げるために筋肉をつけようぜーとか、
高くジャンプできるようになりたければどんなトレーニングしようぜーとか。


そうそう、ちなみに私は本を選ぶときに、
最近読んだ本のバランスを考えるようにしています。
知識の栄養バランス。


もちろん、甘いものばっかり食べちゃうみたいに
好きな本ばっかり読んじゃうときもあるけど。
その後には帳尻を合わせるように、
地味だけど知恵が身につく本を読んだりする。
気分転換にもなるし、そういう読み方のほうが
内容がちゃんと入ってくると思う。


そして、この人も書いてるけど、
幅広く読むと、まったく関係ないような話を読んでるときに、
他のポイントでの気づきがあるんです。
そうなってくると面白い。

こんな人に読んで欲しい本でした

・社会人として成長したい
・ビジネス書とか、ちょっと読んだほうがいいかなーと思うけど
 何から読んだらいいのかわからない
・いろんな人に会うにはお金がないが
 本を買うお金はある
 (あるいは近所に図書館がある)
・ビジネス書とかにはぜんっぜん興味無いけど、
 SFとかストーリーものとかの面白い本が読みたい
・とにかく本をオススメしまくってる本が読みたい