うさみ本棚

うさみの本棚です。おすすめされた本を読みますので、おすすめ教えてください!

HARD THINGSを読んで。読書感想文。

HARD THINGS

CEO界のしくじり先生や!というのが、
一言でこの本を表した言葉です。


あ、しくじり先生見てない人はすいません。
アレです。テレビ番組なんですが、
いろんな分野の一世を風靡したけどその後しくじった経験のある人が、
「なぜしくじったか、そこから何を学んだか」を
学校の授業スタイルでコミカルに伝える内容なんですよ。


しくじった人の中にはすでに華麗な復活を遂げてる人もいれば、
まだ苦しみのどん底から脱出していない人もいる。
そう思うとこのホロウィッツさんは抜け出した方の組。

どんな本ですのん。

この本の日本語版序文には

吐き気と悪寒。

って書いてあります。
なかなかトンチのきいた出だし。


あるベンチャー企業の経営者さんは
スタートアップは死なないことが一番大事 – The First Penguin
という記事の中でこの本を

最近話題の『HARD THINGS』という本も、本当にひどいことがたくさんおきて、そのたびに乗り越えて、最終的には大成功するという本ですが、読んでいて本気で吐き気と動悸がつらかったのでおすすめしておきます。

と評しております。


ほんと。
しくじっちゃうところなんだね。
というか、自分がしくじらなくてもドエラいことになっちゃうのが
企業・経営者というものなのですね。


なにかの記事で
「日本は米国と法制度が違うから、ベンチャー企業が立ち上げにくくて云々」
みたいな話を以前見たけども、
例えばがんばって採用して活躍してる社員を解雇する話とか、
つらさはかわらない。


なんというか、軸がブレそうになるというか軸がブチ折れそうになることが
いろいろ起こるんです。
でも逃げちゃダメだ逃げちゃダメだって言って(言ってはないけど、逃げずに)
立ち向かったことが書いてある本です。


経営者ではない人も、経営者の考えてることや、
今の自分の視点より一個高い視点から物事を見るために
読んでみてもいい本かも。


目次読むだけでも楽しいよ

第5章 人、製品、利益を大切にする この順番で

とか、

第8章 起業家のための第一法則 困難な問題を解決する法則はない

とか。


あ、個人的にグッと来たのは

アンディ・グローブ曰く、マネジャーが生産性を改善する方法はふたつしかない。
動機づけと教育だ。

ですよ。


私はみんなが一緒に仕事をしたいと思う人になりたいなー、
みんなが働きたいような会社で働きたいなー。と思ってるんだけど、
こんな事考えてる会社で働けたらよいよね
(まあ、程度がありますよ程度が…。)

こんな人に読んで欲しい本でした

・経営者のみなさん(できれば体調のいい時にどうぞ)
・マネージャーのみなさん
・会社員のみなさん
個人事業主のみなさん
・組織のリーダーのみなさん
・なんだかよくわかんないけど経営者と結婚しちゃった主婦or主夫のみなさん
・経営者の武勇伝武勇伝が聞きたい人


×これから企業を経営しようかどうか迷ってる人にはおすすめしません