うさみ本棚

うさみの本棚です。おすすめされた本を読みますので、おすすめ教えてください!

パウロ・コエーリョさんの「アルケミスト―夢を旅した少年」を読んで、読書感想文。

アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)

これは本当に本当に素晴らしい読書でした。
こんなにいいものが600円くらいで手に入るなんて、
本当に本当に素晴らしいな、と思う。


たまーに、
読んだ読まないで
人生がかわっちゃうような本ってないですか?


おおげさ!
と思うかもしれないけどんなこたぁない。
いい師匠との出会いが人生を変える、
というのは、誰だって共感できるところだと思う。


本というのは紙の束に見えるけど、
それを書いた人の一側面をまとめたものだから。
その人との時間を楽しむように本を読みましょう。


その「師匠」というのは例えば、
実際に出会った職場の上司かもしれないし、
たまたま働いたバイト先の友達かもしれないし、
一冊の本を通して出会う著者かもしれないし、
鈴鹿8耐のテレビ中継で見たレーサーなのかもしれない。


実際の人として対面できたほうが
本当は良いのかもしれない。
でも、人によっては対面せずに、
一冊の本という形で目の前に
「師匠」があらわれるんですよ。

どんな本だったの?

1988年に発行されたものらしい。
なんで誰も教えてくれなかったんや、
というくらいイイ本。


世界を旅したブラジル人が書いた物語。
スペインの羊飼いがエジプトのピラミッドまで旅する物語。
決断。ビギナーズラック。苦難。立ち止まることの誘惑。
大事なのはゴールじゃなくて、その過程。


大きな目標を持ち、
日々の気づきを大切にする。
その中でいい師匠と出会って、
いくつもの教訓を得て成長していく。


人の話も聞きながら、
自分にできるかぎりのことをしていく。


時には失敗し、
本当に本当に凹む。
でもその度に起き上がり、
歩き始める。


ダメージがないわけはない。
ダメージをスルーするのでもなく、
立ち向かって乗り越える。
不幸を不幸として受け止める。


こう書くとむっちゃっくっちゃっ説教臭いけど、
これがほんとにスルスル読めちゃうストーリー仕立てになってるんですよ。
ほんと、スルッスル読めちゃう。

こんな人に読んで欲しい本でした

・人生変わっちゃうかも知れない本を読みたい
・挑戦をするつもりだ、誰かに背中を押してほしい
・すぐに挑戦をするつもりはないが、いつかする時の心構えをしたい
・好きな言葉は「人事をつくして天命を待つ」だ
・乗り越える話が読みたい
・砂漠の物語が読みたい
・砂漠のオアシスが出て来る物語が読みたい
・宗教臭すぎないスピリチュアルな話が読みたい


君も読もう。
是非。