実は、
・なんだか話題の本である
・将来予測の本である
・WIREDの創刊者が書いた
という話だったので、
期待を上げすぎてしまっていたのか、
なんかちょっとアレな読後感になった。
たぶん、未来というよりも今の話っぽかったからかな。
現時点でのまとめというか、
「今こんなのあるよね」という点に関しては
しっかりまとまっててイイ本だったと思うし、
それを元にして、キーワード毎に分類していった進め方もいいと思う。
自分の中で「未来が書いてある本」みたいなつもりで読み始めちゃったので、
「IT界隈って今こんな感じで、この先こんな感じ」
という内容のこの本がどうもなじめなかった。
これだったら、ミチオ・カクさんの
「2100年の科学ライフ」の方がよくね?
って思ってしまったのだった
だってあっちはナノテクとかバイオとか宇宙の話もあるし
エネルギーの話もあるし。
300人だかの科学者にインタビューしまくって
書き上げた本だもの。
そう思うと未来本の内容って
・内容の濃さ
・見通す未来の遠さ
みたいなものが尺度としてあるのかもな、
とも思った。
読みやすさでは今回のの勝ちだけどね。