うさみ本棚

うさみの本棚です。おすすめされた本を読みますので、おすすめ教えてください!

ジェイムス・P・ホーガンの、ガニメデの優しい巨人を読んだ読書感想文、を書き忘れてたので書く話。

ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫)

超おもしろかった。


前作「星を継ぐもの」に続く第2段。
日本語訳が世に出たのが1981年。
レーガン大統領がレーガノミクスでドーン!とか
マイクロソフトDOSをドーンでIBMIBM PCをドーン!とか、
ブルース・ブラザースとかレイダース/失われた聖櫃とか、
寺尾聰ルビーの指輪とか、
そんな時代にこんな、こんなにも時代を問わない小説が東京の書店の店頭に並ん出たなんてスゴイ。


誰がこれを理解したんだろうか。
スマホどころか携帯電話もポケベルもない世の中に。
アポロ計画もとっくに終わっちゃった世の中で。


これ、一人の人の妄想で出来てるストーリーなんだよね。
すごい。
ビビる。


前作では歴史上の人物だった人が
眼の前に出てくる衝撃。
っていうかそこと仲良くできるの?お互いスゲーなーと思うストーリー。
当時は未来がこうなると思ってたのかな、
それとも「こうなればいいな」って思ってたのかな。

どんな本なのですか?

ネタバレをなるべく避けて書くと、
ガニメデの、優しい、巨人の話です!
ああっ!無理だ!
タイトルからしてネタバレしてる!


ガニメデについて知らない人に説明しておくと、
木星の衛星。
ね。
あの有名な。
衛星のくせに水星より大きいらしいあの。


そこにあるのは薄い大気、
地下にあると言われる塩水、
深くの氷の層。
そんな氷の層から発見された太古の最先端技術的発信器とその発信。


見たことが無いからと言って、
世の中にないってことにはならないんだよなー。
と思うよね。

こんな人に読んで欲しい本でした。

・宇宙人なんていないと思う人
・おばけなんてないさと思う人
・SFがとにかく好きだ、と言う人
・「星を継ぐもの」を読んだけどこれを読んでない人
・「文化の違い」というのがあまり理解できていない人
・タバコが好きで仕事中にも吸いたい人
・好きな映画がバック・トゥ・ザ・フューチャーな人
 (ちなみに私この前、amazon prime videoで3作ぶっ通しで見ました。)