歴史?実績?立派なキャンパス?優秀な講師陣?卒業生の成功?
実は「一流」と関係ないものが多くあるな、と気づいた創業者が作った
「ミネルバ大学」という大学のお話。
キャンパスも講義もテストもなくして、
授業はオンラインで行い、
講師の発言はできるだけおさえて生徒の発言が主体になって進む授業をする。
オンラインだから「一番前の席」も「一番うしろの席」もないし、
誰がどれだけ発言してるかも見える化できる。
1年生から4年生で世界7都市で共同生活しながら、
1年生で学び方を学び、
2年生で自分の「軸」になる学科を選び
3、4年制では実社会における問題にそれを応用する。
「実際に起きている問題に対してどうやって解決するか」とか、
企業インターンどころか
企業が持っている課題を解決する方法を考えて実施するところまで
やったりする。
講師陣は一流大学から理念に共感して来たよりすぐりのみなさん。
「大学」というとビジネスからの距離を感じるけど、
こんなまったく新しい「企業」を作っちゃった人がいて、
その学校ができるまでのストーリー。
すっごいおもしろそうじゃない?
ちなみに、日本人の在学生の片山晴菜さんがブログを書いてるので、
気になった人は要チェックや。
the Butterfly Effect: – ミネルバ大学日本人初の学生による、大学リポートその他
1.9%の合格率らしい。すげい。
どんな本ですか?
「今の一流大学って、っていうか全部の大学って、古くね?イケてなくね?」
って思ったある一人の男が、
強力な協力者を得て、
「歴史のない一流大学」を作り上げるストーリーです。
大学なんていわゆるレッドオーシャンちゃうの?
というところをイノベーションで痛快に乗り越えて、
「そんなことできっこない!」という課題をかわしていく様が痛快です。
著者は以前ミネルバで働いていた人で、
今は日本でも同じようなものを作ろうとしているらしいよ。
こんな人に読んでほしい本でした
・起業したい人
・ブルーオーシャンなんてないと思ってる人
・教育システムって古いと思う人
人からおすすめいただいて、ちょうどビビっとハマった本。
これは読んどいてよかったわー。