うさみ本棚

うさみの本棚です。おすすめされた本を読みますので、おすすめ教えてください!

モビリティー進化論を読んで。読書感想文。

モビリティー進化論
奥田民生さんはかつてこう歌った。

車はあくまでも 快適に暮らす道具
車に乗らないと いけないワケではないぜ イエー
だけど好きなんだ いいだろ こんなにも 愛しているよ

(出展:奥田民生 And I Love Car)


そう。
車はあくまでも快適に暮らす道具。
なんだけど、一部の人にとってはそれ以上のものなんだよね。


そんな車も年々々々進化を遂げてるわけです。
わしがわかいころにはまだT型のフォードが走っておったもんじゃが、
強くデカくなったり、快適装備が増えまくったり、デザインが洗練されたり、燃費がよくなったり、
という進化を続けて来たわけです。


PIXAR映画のCARSシリーズを思い出すよね。
特に3作目のCARS Crossroadsを。
古くなった車がどんどん新しい車に倒されていく話。


そして、次の進化・パラダイムシフトが見え始めてるわっすよね。
自動運転化とか燃料の変化とか。
「自動運転」って一言で言うけど、
センサーの進化とか、処理する装置とか処理ロジックそのものとかいろいろ進化してるから成り立つんですってよ奥さん!

どんな本なの?

いろんな側面から「今こうなってるから、そのうちこうなるんじゃね?」というのを積み重ねた本です。
図表が超多くてイイ。
また「各国の物流ネットワークにおける自動運転の可能性」
みたいな、国別の情報だったり、
「ライドシェアリングサービスへの顧客流入の構造(ジャカルタ)」
みたいな、富裕層、中間層、貧困層で乗り物の種類がどう変わっていくか、
といった情報があってたいへん興味深い。


超お金持ちはきっと、
超AI制御されてて絶対安全な高級車なのに運転手をわざわざ運転席に座らせたりするんだよきっと。
ドアの開け閉めをさせるために。
あ、こち亀の中川には自分で運転してほしい。


あとね、
このへんの話にテレワークの話も絡めると
おもしろいと思うんだよね。
もう会社なんて行きたくない!なら自宅で仕事しろ!みたいな。


話がそれましたが、
今まではなんとなーくぼやーっと想像していた移動手段の未来が、
いくつもの「軸」を与えられ、説明されることで
鮮明に見えてくるような本でした。

こんな人に読んでほしい本でした

・自動車関連業界の人
・駐車場関連業界の人
・電力関連業界の人
・移動する人