雑誌「CUT」や「エスクァイア日本語版」の編集をやってた人が、
雑誌やwebサイトの移り変わりを冷静に見つつ、
「世の中の物欲の移り変わり」に気づき、
いろいろな資料やインタビューを元にまとめ上げた本です。
なんていう文章を名編集者さんに見せたら
きっと「一文が長すぎて読みにくい」とか言われるんじゃなかろうか。
でも、そんな本なんですこれ。
最近どうですか?物欲の方は。
私は物欲ありますが、お金がないのであまり買いませんね。
あ、聞いてないですかそうですか。
この本で語られているのは、
「ファッション誌とかグルメ雑誌みたいな時代が終わって、
ライフスタイルを中心に据えた情報に切り替わってるよね。
モノ消費コト消費みたいな話もあるけど、それだけじゃないよね」
みたいな話とか
「モノを買うのにしても、カスタムメイドだったり、
MAKERS的なモノにひかれたり、
買わずにシェアみたいな世の中よね」とか
「資本主義の先にある幸福」とかの話が出てきます。
・365日のシンプルライフ
・KINFOLK
・スモールギャザリング
・ポパイ
・アンドプレミアム
・ポートランド
・スペンド・シフト
・Huang Qingjun
・カスタムメイド
・3Dプリンター
・シェアリングエコノミー
・コラボ消費
・カーシェア
・子育てシェア
・仮想通貨
・「幸せを科学する」
・先進国のゼロ成長
と言ったキーワードがでてくるので、
どれかにピンとくる人は全体感の把握のために読んでみてもよいかも
どんな本でした?
昔と比べて、欲しいものがなくなった人が増えている、
なぜかというと、モノで幸せになれる時代が終わったから。
「ライフスタイル」に注目するのも、
モノ離れの一つ。
たとえばアメリカと中国の消費はどう変わりつつある?
富裕層はなにをしている?
モノ作りや物流はどう変わった?
モノをシェアすることでどう変わる?
幸福はお金で買える?
そんな話が書いてある本です。
終盤ではドラマのSEX AND THE CITYの話が少し出てくるんだけど、
あの感じがお金の幸福で、これからは違う世界に移行していくんじゃないかなー、
というような話。