うさみ本棚

うさみの本棚です。おすすめされた本を読みますので、おすすめ教えてください!

「ぼぎわんが、来る」を読んで。読書感想文。

ぼぎわんが、来る (角川ホラー文庫)

こええよ。
こわかったよー。
怖いのが苦手な人にはおすすめしません。


友達が貸してくれて読んだ本。
「ホラーとかだいじょぶならおもしろいと思う」
と。
うん。読めなく無いので読みます。
人からおすすめされた本。


こええよ。


ホラー映画とホラー小説の頂上決戦をするとしたら、
入ってきそうな一冊。
いろいろな怖さのバリエーションが出てくる。
怖さのデパートです。


触感からくる生理的気持ち悪さ
暗闇を恐れる本能から来る怖さ
痛みに対する恐怖
守られていると思っていたのに裏切られる怖さ
人の業の恐ろしさ
人が人を恨むことの怖さ


いろんな怖さのリストを作って、
それを順番に出してみた、
みたいな怖さの連続です。
いろんな方向の怖さが来ます。


「洒落怖」って言葉があるんだとこの本のレビューで知りました。
しゃれこわ。
洒落てて怖いわけではなく、
洒落にならないほど怖い話の略らしい。


amazonのレビューとか見てると
前半良かったけど後半失速したよねー、とか、
終盤ラノベチックになったのがどうもねー、
みたいな意見もちらほら。


ガチホラー勢はもっともっと最初から最後まで怖さの大波小波を浴びたいんでしょうね。
こええよ。
怖さを疑似体験したい人の心がこええよ。


あ、でも、まんが化されたり映画化されたりという出版後の展開が
すごかった小説だから、怖さ一辺倒よりも、
上記のガチホラー的にはいまいちな点が
映画やまんがの原作にちょうどよかったのかもね。


ちなみに、この本のレビューを書いている間に、
数回パソコンがなんの前触れもなく停止しました。
こぇぇょ。

こんな人におすすめしたい本でした

・ホラー小説好きだけどこれは読んでない
・怖い文章を書きたいから、怖い文章の勉強がしたい