SF、なめてた。
SF、限界があると思ってた。
SF、大好きだけど、行き止まりがあると思ってた。
SFには限界なんてなかったぜ!それでは聞いてください次の曲!三体最高!
と、熱いMCを繰り広げたくなってしまうほど良い小説でした。
三体。
レビューでは低評価な人もいます。
登場人物の名前が覚えにくいとか、
前半わかりにくいとか、
後半もなにがなんだかとか、
科学的検証が弱いんじゃないかとか、
ストーリー飛び過ぎとか、
荒削りだとかなんだとか。
そうなんです。
これ、万人におすすめする小説じゃない。
上に書いたようなつっこみどころが多数あるんです。
でもね、それらを全部受け入れて、良い小説でした。
まだ読んでない人のためにネタバレしないように愛を語るけれども、
これものすごく良くないですか?
たしかに整ったものではないんだけど、
ものすごく良くできているし、
これだけ複雑なものをよく作り上げたな、と感じる小説でした。
読めてよかった。
難を言えば、3部作の1作目だって知らずに読み始めちゃったので、
最後「えっちょっとまってなにこの引き終わりな感じー!」
と思ったことくらいです。
続きが早く読みたい!
こんな人に読んでほしい小説でした。
・全SFファン
・全ゲームファン
・全物理学ファン
・全未来に希望を持つみんな