読書感想文
肉、好き? おれ?好き。 この本、読んだ? 読んでない?読みなよー。 だって、大人の肉ドリルだよ。 一個一個のレシピが科学的でいいんだよ。 「ジューシーな唐揚げにするには、お酒と調味料をしっかり揉み込む」 というのを栗原はるみさんがレシピで言って…
いやいやいやいやこれは良い読書だったわー。 amazonのレビューで言うと星1つと2つが過半数ですし、 ぜんぜん人におすすめするつもりにならないけど、良い読書でした。 新興宗教の話、と一言で片付けるのは簡単だけど、 人間のいろんな側面をいろんな角度…
プラザ合意のプラザホテルで働いてた日本人がいるんですよ。 その人が書いた本。 ニューヨークの一等地にある国定歴史建造物にもなってるようなホテルです。 予想外のおもしろさの本でした。 著者のさんは94年から千人の従業員中たったひとりの日本人だった…
人に何かを伝えるというのは、本当に難しいもので、 また、人に何かを伝えて、その相手の行動を変えよう、なんていうのは、 本当に本当に難しいものですよね。 ストレートに言い過ぎたら角が立つ。 遠回しすぎると伝わらない。 長くなりすぎるとなにが言いた…
いいアルバムだけど、一番好きなアルバムではない、 みたいなことってあるじゃない? 超好きなアーティストだけど、新譜を聴いたらうーん、なんか物足りない、 と思うようなこと。 あるいは大好きな牛丼屋さんにいつもと違う時間に入ったら、 うーん、おいし…
100円のコーラを1000円で売る方法に続き、 まんがでビジネス書を読むやつ。 さらーっと読めます。 原書は読んでません。 仕事は楽しいかね? と言われると、そこそこ楽しいんじゃないかな。 時によって100楽しいのときもあれば5,000楽しいの時もあるかなー。…
この本の感想文を、なぜかとっくに書いたつもりになっていた。 実際は、書いてなかった。 なので改めて書きます。 一人称。 ぜんぶ一人称なんですよ。 主人公の思い込みがあったとしたら、 その思い込みをそのまま書いてある。 後の「忘れられた巨人」につな…
ぐわー 2連発でSFを読んでしまいました。 なんていうか、ラーメン2連発くらい個人的には罪悪感までいかない得も言われぬ行為なんですよ。 SF2連発読書。 っていうかね、SFっていう言葉で一括りにするのがそもそもアレだと思うんですよ。 ほら、「歴史もの…
先日次男が図書館で選んで読んだ「機関車・電車の歴史」の、今度は飛行機版。 写真ではなく、精密な絵でもなく、幼稚な絵本の絵でもなく。 この絵の力と文章がぐいっぐいっと少年心を押すのです。 まずは神話の時代というか、 「こうやったら飛べるんじゃね…
いやはや良い読書だった。 ビールは大麦から、 ワインはぶどうから、 蒸留酒は醸造酒から、 コーヒーはコーヒー豆から、 紅茶は茶の葉から、 コカコーラはコカとコーラから。 この6つが世界を変えた、というか、 この6つのどれかがなかったら、 世界がまっ…
あ、先に言っとくけど、鉄ちゃんなわけじゃないんです。 私の父は18歳で工業高校を卒業してすぐに街の車検屋さんで働き始めて、 55くらいで一度会社がなくなるも同業種の別会社に転職して働いて、 気づけば今年で65歳。 過去の趣味を覚えてる範囲で思い出…
またまたイイ本を読んでしまった。 「なんで誰も教えてくれへんかったんや!」という本。 みんなにもおすすめしたい本。 ついこの前、立て続けに文章力に関する本を2冊読んで、 その後にこの本を読んだことに運命を感じる。 前のは文章の書き方の本だったけ…
文章、書いてますか? 私は仕事に趣味にブログに、ちょいちょい書いています。 手書きはほとんどしないから書くというか打つなのかもしれないけど。 さておき、文章の話。 そもそも文章ってなによ?という人は 文章(ブンショウ)とは - コトバンク あたりを見…
私、高校生の時に理系クラスを選んだんですが、 国語は好きだったけど、社会は嫌いだった。 理科は好きだったけど、算数は嫌いだった。 元々読書が大好きで、 大人になってから歴史モノの本とか読むとむっちゃくっちゃおもしろいんですよ。 時間と体力さえ許…
イカ好き? おれ?イカ?好きさ。 新宿とかにあるイカ天国っていう居酒屋あるじゃない? あれ、だいぶ幸せ。 もちろん人にとっての天国は、イカにとっての地獄だと思うけど。 さて、そんな私のイカ好きがレベル「3」だとすると、 ここにイカ好きレベル「大…
私は哲学について全く詳しくない。 哲学者の名前もたいして知らないし、 若い頃文学青年で重い哲学書を開いて自問したこともない。 頭イイ人が人生とか存在とかについてずーっと考えてる学問なことは知ってる。 ほら、工学部電子工学科ですからね。 正直、物…
実は、 ・なんだか話題の本である ・将来予測の本である ・WIREDの創刊者が書いた という話だったので、 期待を上げすぎてしまっていたのか、 なんかちょっとアレな読後感になった。 たぶん、未来というよりも今の話っぽかったからかな。 現時点でのまとめと…
前に読書感想文を書いた「心のチキンスープ」っていう、 アメリカのいろんなほっこりするイイ話を集めた本があるけども、 あれを和風だし味にしたような、 ほっこりするお話多数。 体が昆布だしをもとめる時があるんですよ。 そんな時は大きな鍋にぬるま湯を…
これは本当に本当に素晴らしい読書でした。 こんなにいいものが600円くらいで手に入るなんて、 本当に本当に素晴らしいな、と思う。 たまーに、 読んだ読まないで 人生がかわっちゃうような本ってないですか? おおげさ! と思うかもしれないけどんなこたぁ…
「がむしゃら」って言葉があるじゃないですか。 あれがぴったりくるような、 料理人奮闘記。 今は三田にある「コート・ドール」というフレンチレストランのオーナーシェフさん。 斉須政雄さん。 名前で検索すると書籍やお店の情報にまぎれて 掃除は、自分を…
祝!カズオ・イシグロさんノーベル文学賞受賞! いやいやいやいや、なんですかこの嬉しい感じは。 去年のボブ・ディランに続き、なんてセンスがいいんだノーベル賞選考委員会。 カズオ・イシグロさん。「今まで違うことに毎回挑戦している作家」だと思ってい…
確か火曜日の夜21時頃、帰りの中央線でこの本を読んでいて、 ものすごくニヤニヤしていた私です。 と、申しますのも、この伊集院光さんの本が面白すぎたんです。 滑稽な過去を、簡潔な文体で伝える。 まるでアーネスト・ヘミングウェイが兵士を描くような率…
ラーメン屋さんの「全部のせ」ってあるじゃないですか。 いろんな具がごわっさーって乗ってるやつ。 私はあまり頼まないんですが、 なんかお得な気もするよね。 この「宇宙消失」というお話は、 超淡麗キリッと塩ラーメンに様々なトッピングをもりもりに盛り…
人からこの本をおすすめされて、読もうと思ったタイミングで バイリンガルニュースのこのツイートHey! 特別編(#BN264)をアップしました。フンボルト大学ベルリンの脳神経学者、石山晋平さんです!文字起こしも同時リリースしています。https://t.co/JwcuUx…
ヘミングウェイが好きなんすよ。 なんか淡々と描写する感じ。 全てを説明しちゃうつもりのハリウッド映画じゃない感じ。 で、今回はヘミングウェイまったく関係なくて、マーガレット・アトウッドさんです。 前に マーガレット・アトウッド「オリクスとクレイ…
宗教全般に興味がある、というとなんかうさん臭いんだけど、人に興味があるんですよ。 で、それに付随して、これだけ多くの人がハマってきた宗教というやつにも興味がある。 この小池さん、煩悩を見つめまくってるんだけど、 自分自身も煩悩から逃れられてな…
今思えば自分の英語耳修行の第一歩は少年の頃に聞いたビートルズやカーペンターズなのではあるまいか。 それか、高校生でギターに傾倒してから聞いたレッド・ツェッペリンやザ・フーなのではありますまいか。まるまりますまいか。 あれからウン十年! アラフ…
ずっと動かずにネットにつながってばっかりいると、 新しい言葉で検索できねーぜー。 というのが、この本の軸なんです。 今の自分として正しい言葉で検索をする時代が 終わりつつあるよ、と。 これからの自分のために、 新しい言葉で検索をする必要がある時…
料理の四面体という本を前に読んだら、 「刺し身はサラダだ、っていうか料理なんて全部サラダだ(超意訳していますごめんなさい)」 みたいなことが書いてあって、超新星爆発レベルの衝撃を受けた私ですが、 今度もイイ本に出会えて新たな衝撃を受けました。…
「ギャンブルは胴元が勝つようにできている。」って、 なんとなく思っているけど、 「じゃあなにも勝つ方法がないの?」と思った数学者たちが、 どうやって取り組んだか、という記録。 あ、別におれギャンブルするわけじゃないよ。 ちょっと前に、 冲方丁さ…