こええよ。 こわかったよー。 怖いのが苦手な人にはおすすめしません。 友達が貸してくれて読んだ本。 「ホラーとかだいじょぶならおもしろいと思う」 と。 うん。読めなく無いので読みます。 人からおすすめされた本。 こええよ。 ホラー映画とホラー小説の…
西加奈子さんは、好奇心旺盛なこどものような奔放な語り手でありつつ、 熟練の作詞家のような言葉選びをする、 とても素晴らしい作家さんです。 というのが、読後の感想です。 ちなみにまだこの「あおい」一冊しか読んでいない。 あ、ちがう、この前に 「ダ…
言葉のプロ二人が「詩」というルールの元に行う天下一武道会決勝戦みたいな一冊。 いや、そんな殺伐としたものではなくて、 やわらかい文章と慈愛に満ちた詩集なんですけども。 どのあたりが天下一かというと、 言葉選びのセンスやその出てくる順番です。 高…
や、これはおもしろい、けど万人におすすめしない。 オートマトンや形式言語といった情報処理の基本になってるようなことを、 ストーリー仕立てでまとめてみた、みたいな、ユニークな本。 計算機の構造を「妖精や小人の遺跡とそのロジック」に落とし込んで、…
一気に読んじゃう系の本。 空想科学ミステリーって感じ。 ネタバレになるので細かいことは書かんけども。 登場人物の魅力というよりも、 心情とか、「誰が何に執着するか」とか「業」みたいなものが 流れ続ける低音のようにテーマになってるんだよね。 これ…
この人の要点をざっくりまとめると、 ・上がってる時に買って上がり切る前に売る ・感情で判断しない という2点に尽きるんだと思う。 でもー、それー、できる人とできない人がいるやつじゃないですか。 実際にご本人も、法人作って仲間に自分とまったくやら…
とてもいい感じの少年サッカーコーチが、 こどもたちにサッカーを教えるってこういうことだと思うんだよね、 こどもたちの将来を考えると。 ということを丁寧に教えてくれる本です。 この著者さん、ものすごくイイ。 これはね、子育てというか人を育てること…
「TED TALKS」というタイトルですが、 「TEDに学ぶ、本当に伝わるプレゼンテーションメソッド」 ってのが本来のタイトルな気がする本です。 本の主題がそこにあるので。 人前で登壇したりする人は一通り読んでもいいかも。 「これが正解」というわけではない…
いやはやいい読書だった。 まんがですけども。 一番グッと来たというかガッと来た言葉が 「うつは心の風邪じゃない。うつは心のガンだ!」です。 体が動かなくなる、死に至る病で、誰でもなる可能性がある。 本当におそろしいよね。 風邪みたいに体温測れば…
運よりも実力よりも「勘違いさせる力」が大事で、 周りに勘違いさせれば実力は後からついてくるし、 運の発動にも周りの勘違いがあるかどうかで変わるよね。 という話が書いてあります。 認知バイアス。 ハロー効果。 を、最大限活かして幸せに暮らそうぜ。 …
「大峯千日回峰行(おおみねせんにちかいほうぎょう)」っていう、 「一日48km16時間×千日」歩く修行があるそうで。 それを9年間に渡ってやったお坊さんがいるんです。 その人がそこまでヤバくなくて、みんなができるのを考えたのを 「歩行禅」と名付けたわ…
俳句は深い。海のように深い。 短歌は広い。宇宙のように広い。 わかるかな、わっかんねぇだろうなぁ。 俳句には、ルールがあって、それが奥深さを感じさせ、また、可能性を感じさせる。 どんなに奥が深くても、地球の体積には限りがある。 ググったところ、…
いやー、いまどきの小説のお手本みたいな本だった。 小説の書き方って、道具の進歩だけじゃなくて、 メソッドとか伏線回収の仕方とかも進化してるよねー。 これはいい小説だったわ。 柚木 麻子さんのランチのアッコちゃんあたりもその 新しいメソッドにグル…
先日読んだ「世界はシステムで動く」が、超良かったので、そこで引用されてた本を読んでみた。 するとどうでしょう。 これが様々な意味でヘビーな一冊だった。 禅とオートバイ修理技術という本だから、 禅とオートバイ修理技術の話かと思ったら、 「オートバ…
時代劇。です。 江戸時代の同心の旦那さんとその奥さんのお話なんだけど、 大部分がほのぼの。 ごくたまに捕物帖的な展開。 水谷豊さん主演の「相棒」という長いことやってるドラマがあるけれども、 あれは時々シリーズ代わりのタイミングで相棒がかわったり…
英語。っていうか語学。 使わないと上手にならないんですよ。どうやら。 当たり前みたいな話だけど、言葉は使わないと上手にならない。 でも、使う言葉がありません!みたいな哲学的な問いに答えてくれる本。 ずるい英語っていうか、すてる英語なんですって…
あとがきだかにも書いてあるけど、不思議な世界観なんだよね。 日本っぽいんだけど、日本っぽくない舞台。 戦後っぽいんだけど、戦後っぽくない時代。 家族っぽいんだけど、家族っぽくない人々。 登場人物の心を緻密に緻密に描いていく、 という点に関しては…
なんだか不思議な読後感のある本でした。 正直シビれた。 最初に出てくる引用文がね 工場を取り壊しても、工場を作り出した理屈がそのまま残っているなら、その理屈が別の工場を作り出すだけだ(後略) 出典:ロバート・パーシグ(禅とオートバイ修理技術) …
昔さー、完全自殺マニュアルってあったじゃん。 ほんとに自殺したーい!とかはまったくなくて、興味本位で見ていた。 まあ、自殺したくなる気持ちがわかるような時だってありますよねー。 死ぬほどのことはないけども。 自殺する人ってどんな気持ちなんだろ…
うん。ちょっと前になんか流行ってたじゃないっすか。 最近になってやっと読んでみました。 分厚くて、しかも密度も高い本でした。 どんな本なのっていうかどんな組織なの!? 表紙めくってすぐの「人類のパラダイムと組織の発達段階」という、 日本語版の付…
このタイトルを見て「釣り?」と思う人は、読書家だと思う。 このタイトルを見て「なんだと!?」と思う人は、正しい英語学習者だと思う。 このタイトルを見て「へー」と思う人も、正しい英語学習者だと思う。 このタイトルを見て何も感じない人は、この本を…
えっとね、ついこないだまであれ乗ってたじゃないですか、 あの、早く移動するといえば、馬。 ほんのちょっと前まで。我々人類は馬に乗ってたわけじゃないですか。 いまも乗ってる人はいるけれども。 そのあとあの自動車ってやつが出てきて、 われわれの暮ら…
肉、好き? おれ?好き。 この本、読んだ? 読んでない?読みなよー。 だって、大人の肉ドリルだよ。 一個一個のレシピが科学的でいいんだよ。 「ジューシーな唐揚げにするには、お酒と調味料をしっかり揉み込む」 というのを栗原はるみさんがレシピで言って…
いやいやいやいやこれは良い読書だったわー。 amazonのレビューで言うと星1つと2つが過半数ですし、 ぜんぜん人におすすめするつもりにならないけど、良い読書でした。 新興宗教の話、と一言で片付けるのは簡単だけど、 人間のいろんな側面をいろんな角度…
BtoB営業実践録、です。 あるいは兵法書とか、 兵法家の伝記と言ってもいいかもしんないね。 太古の昔、BtoBビジネス民族は 狩猟民族として獲物を探し狩りを続ける日々だった。 不安定な暮らし、自らを傷つけることもあるような不安定な道具。 そして大草原…
雑誌「CUT」や「エスクァイア日本語版」の編集をやってた人が、 雑誌やwebサイトの移り変わりを冷静に見つつ、 「世の中の物欲の移り変わり」に気づき、 いろいろな資料やインタビューを元にまとめ上げた本です。 なんていう文章を名編集者さんに見せたら き…
プラザ合意のプラザホテルで働いてた日本人がいるんですよ。 その人が書いた本。 ニューヨークの一等地にある国定歴史建造物にもなってるようなホテルです。 予想外のおもしろさの本でした。 著者のさんは94年から千人の従業員中たったひとりの日本人だった…
人に何かを伝えるというのは、本当に難しいもので、 また、人に何かを伝えて、その相手の行動を変えよう、なんていうのは、 本当に本当に難しいものですよね。 ストレートに言い過ぎたら角が立つ。 遠回しすぎると伝わらない。 長くなりすぎるとなにが言いた…
英文法、超苦手です。 中学レベルでギリギリ、高校レベルはほぼ無理。 そのくせここ5年くらい英語の勉強をしてて、 英語が話せる人ともコミュニケーションしようとしている。 私ね、魚座でB型で「直感だけで生きてる」と言われるようなタイプの人間なんです…
先生、冷静、であります。ここまで自分を客観視してるのってすごい。 客観視はしてるものの、感情が文章から感じられるのがたいへん興味深いのです。 自己評価が実はあんまり高くなかったんじゃないだろうか。 どことなくひくつっぽい感じも感じられる。 実…