うさみ本棚

うさみの本棚です。おすすめされた本を読みますので、おすすめ教えてください!

天才数学者はこう賭ける―誰も語らなかった株とギャンブルの話を読んで、読書感想文。

天才数学者はこう賭ける―誰も語らなかった株とギャンブルの話
「ギャンブルは胴元が勝つようにできている。」って、
なんとなく思っているけど、
「じゃあなにも勝つ方法がないの?」と思った数学者たちが、
どうやって取り組んだか、という記録。


あ、別におれギャンブルするわけじゃないよ。


ちょっと前に、
冲方丁さんのマルドゥック・スクランブルを読んで。読書感想文。 - うさみ本棚
という記事を書いたんだけど、この小説の中でギャンブルのシーンが出てくるんですよ。


ルーレットとポーカーとブラックジャックとあといくつか。
で、イカサマディーラーと超チート主人公達が戦うんですが、
ルーレットの球が落ちる場所の予測とか、
ブラックジャックの残りの札を読む技術の話があって、
はー、すごいねー。と思っていたんです。


6セットの新品のトランプがぐちゃぐちゃになってるブラックジャックで、
どの札が残りの山の中にあるかを把握する。
そしていつごろどんな山が来るか予想して、
それを駆使して勝とうとする。
でも、イカサマディーラーは札の順番を変えてきたりする。
みたいなシーンがあるんです。


で、この「天才数学者はこう賭ける」という本に出会って、
そんな話が昔からあることを知りました。

どんな本です?

それではここでクエスチョン!


むかーしむかし、
天才数学者がその知能をフル動員して、
カジノの必勝法を導き出しました。
カジノに向かった彼は、その後どうなったでしょうか!?


まぁ、正解は、
「カジノで一服盛られて息も絶え絶えになった上に、出禁になった。」
なんですけども。


つまり、勝ったんです。
しかも、手加減しないと追い出されそうだから
ゆっく勝たないといけないくらい勝った。
大昔の話なので、今同じ方法を使ってもだめだろうけどね。


まず、ブラックジャックで場に出た札を覚えて、
残りの札の予測をする。
で、自分に有利な状況かどうかを見極める。


そして、「ケリー基準」という言葉が出て来るんだけど、
「勝てそうな時、勝てなさそうな時、
 どんな局面でどう賭けると全体として勝てるか」
という内容。
これが株にも生きてくる。


ブラックジャックの話以外にも
「ルーレットの回転から目を読む話」
「電話回線ができて、飲み屋がボロ儲けした話」
「数学者が株でボロ儲けした話」
などなど出てきます。


でも、翻訳のせいか元の文章のせいか、
読みにくい本なので、イマイチおすすめしません。

こんな人に読んで欲しい本でした。

・数学者
・天才数学者
・悪の天才数学者からカジノを護るディーラーさん
・確率統計とか好きな人
・読みにくい本が好きな人


※もしこの記事とかこの本を読んで大損しても私は一切関知しません!自己責任でお願いしますよ!