うさみ本棚

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歩くだけで不調が消える歩行禅のすすめ。を読んで。読書感想文

歩くだけで不調が消える 歩行禅のすすめ

「大峯千日回峰行(おおみねせんにちかいほうぎょう)」っていう、
「一日48km16時間×千日」歩く修行があるそうで。
それを9年間に渡ってやったお坊さんがいるんです。
その人がそこまでヤバくなくて、みんなができるのを考えたのを
「歩行禅」と名付けたわけです。


ざっくり書くと
・5分以上くらい、歩きながら「ごめんなさい」と誰かに対して思う
・5分以上くらい、歩きながら「ありがとう」と誰かに対して思う
・家に帰って寝る前などに座禅をして、自分の周りの環境や縁や状況を思う
というのをやるといいよ。っていうワンセット。
歩行禅中は正しい姿勢で歩くのを心がけるのが大事だということです。


さっそくやってみたんだけど、
確かに歩きながら考えると余計なことを考えないのでイイです。
距離で区切ると時間もわかりやすいし。
あ、でも「ごめんなさい」のパートではとても暗い気持ちになります。
なんてダメ人間なんやー、と。


amazonのレビューでも「ごめんなさい」だけやって不調になった、
という人がいました。


でもその後の「ありがとう」のところで、
けっこう明るい気持ちを取り戻せますし、
意外と「ごめん」と「ありがとう」の相手が一緒だったりするんですよね。
そこは発見だった。

どんな本ですか?

ラジオ番組も持ってる有名なお坊さんが、
みんなの役に立ちそうなメソッドを開発したから
共有するよ。という本です。


心身ともに健康になれる、
というのは誰にとっても嬉しいことだよね。


一応仏教のお坊さんだけど、
仏教徒じゃないとダメなことは一個もない。
「宗教って突き詰めると『慈愛』と『祈り』だよね。」
みたいなことも書いてあって、
おおー!!!と思った。


ここはどんな宗教でも変わらないところで、
周りの人間に対する慈愛と、
なにかしら「人間以外のちから」みたいなものに対する敬愛の気持ちなのかな、と思った。


んで、「正しい姿勢で、ちゃんと肩甲骨を寄せて歩きましょう!」
みたいなところは、わかってんじゃーん。と思った。
現代人ならみんな肩凝ってるってわかってる人だよね。
エクササイズと心のトリートメントを同時にしよう、という意欲的なメソッドだと思う。

こんな人に読んでほしい本でしたよ

・心身ともに不健康、でも歩くことはできる
・心が不健康、でも歩くことはできる
・体が不健康、でも歩くことはできる
・人間関係に疲れてる
・なんかしらに疲れてる
・禅とか興味あるけど、何したらいいかわからん
・マインドフルネスとか興味あるけど、お金かけたくない


あ、ちなみに、この本の要約が
歩くだけで前向きな気持ちになれる!? 〝歩行禅"は心のエクササイズです | 毎日が発見ネット
っていうwebページに載ってるので、
ちょっと興味あるけど詠むほどではー、という人はこっちを読んでみてください。