うさみ本棚

うさみの本棚です。おすすめされた本を読みますので、おすすめ教えてください!

「Microsoft 再始動する最強企業」を読んで。読書感想文

マイクロソフト 再始動する最強企業
これ、すごくいい本だった。


Microsoftさんとのお付き合いは、
たぶんWindows95が世に出るよりもちょっと前、
Win3.1くらいのころなんじゃないかと思います。
それ以来ずーっと公私に渡りお付き合いが続いている。


Windowsはないとなにも始まらないし、
Officeは毎日のように使うし、
Office365を全社で使ってたし、
Power Automateで自動化しはじめたし、
Surfaceは自宅に一枚あるし。


昔から、あんまりイケてる印象がなかった。
「OSとか売ってる気が利かない巨大帝国」
くらいに思っていた。
だって実際よく止まるし、調子悪くなるし。


ところが最近なんだか違う。
OSとビジネスアプリの会社だと思ってたら、
ハードウェアが洗練されてきてるし、
セキュリティ周りやら自動化周りやら、
いろんなことに手を出しているし、
全方位でいろんなところと競合したりコラボしたりしてるし。


昨日の敵は今日の友。
いっしょにフリーザを倒すんだ。


で、なんでそんなに変わったのか、
この本を読んでスルスルわかった。
CEOの交代、ビジョンの明確化、「世界観」の共有による優先すべきものが見えたこと、企業文化、優秀な人材、伝統行事もどんどん変える、などなどなどなど。


また、
「評価制度はアクティビティから”インパクト”へ」
~売上を上げるだけの社員は評価されない~
とか、すごいこと言ってるなー、と思う。
既存の価値観ぶっこわし。素晴らしいんです。


つかったことの無い仕組みも色々やってるのは知ってたけど、
詳細に見てこれはなかなか素晴らしいなーと思った。
これからも続きが楽しみな会社だなー。
これ一冊読んだだけで、これからのMicrosoftがさらに楽しみになりました。

どんな本でした?

Microsoft最近イケてへん?
なんでイケてると思う?
みたいな本です。
わかりやすく読みやすい。


歴代CEOの違いとか、
今どんなビジョンの元にどんなサービスや製品を展開しているか、
みたいなことがよくまとめられています。


ちなみに、創業当初のビジョンは
「A computer on every desktop and every home(すべてのデスクと、全ての家庭に1台のコンピューターを)」で、
今は
「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)」
だそうです。
なんというか、明確でいいですよね。


企業とか組織とかについて考え直すきっかけになる良い本。

こんな人に読んで欲しい本でした

・日々製品やサービスを使ってるけど、マイクロソフトについて、あんまり知らない人
Microsoftにこれからはいる人
Microsoftの株でも買ってみようか、という人
・イケてない会社をイケてる会社にしたい人