三体ロスです。今。私。
昨日の帰りの電車で読み終えて、
今朝の電車で解説と訳者あとがき的なやつを読んで。
ああ、読み終わってしまった。と。
もっと読みたい。もっと読みたかった。
なんというか、知的さと人間臭さのバランスが絶妙でした。
最初からスケールが大きいなーと思ってたのに
巻を増すごとにそのスケールがさらに大きくなった。
科学技術のひけらかしではなく、人間臭さと愛に溢れていた。
荒唐無稽かというと、そんなことはなく、
説明は多くないのに、信じさせる力のある文章だった。
十分に理論的で、そのくせ暴れ放題だった。
いや、暴れ放題暴れたり、急にそこになにもないくらい静かになったりした。
昆虫と宇宙。
一瞬と永遠。
希望と絶望。
そんないろいろの対比と、
急激なズームイン/ズームアウトが巧みだった。
ああ、もっと読み続けていたかった。
どんな本でしたか?
大人気SFシリーズ三部作の第三部。
完結編。
人類史、宇宙史、SF小説、ラブストーリー、科学ドラマ、
そんなものを詰め込んで引っ張ったり伸ばしたりした小説。
なんでこんなに濃いのに、
こんなにおもしろいんだろう。
やりすぎてるのに。
どう見ても要素が多すぎるのに。
今までのSFってこれと比べたらiPhone 4くらい過去のものになっちゃった感じがする。
三体は今のM1プロセッサが載ってるiPad Proくらい。
いやはや。SF好きで良かった。
どんな人におすすめしたい本でしたか
・SF読みたい
・SFでもなんでもいいからラブストーリー読みたい
・読み応えのある小説読みたい
・インターステラー好き
・三体ロスになりたい