Googleのラリー・ペイジやセルゲイ・ブリンのおすすめ本という話を「SF思考」とか「SFプロトタイピング」の著者の宮本道人さんの講演で聞いて読んでみたんですよ
そしたらこれがすごかった
いろんな意味で
1992年、Windows 3.1がようやく普及し始めた頃の本です
インターネットは夜明け前で、ダイアルアップでピーガーしてた頃
ニール・スティーヴンスンは仮想空間「メタバース」を舞台に、現実の人間がメタバースのアバターと行き交い、現実と仮想が交錯する世界を描いてます
先見性ハンパない。って言うか、ここに向かうシナリオをこの人が書いて周りが実現しようとしたように見える
主人公のヒロ・プロタゴニストは、メタバースでは凄腕のハッカーなのに、現実世界ではピザ配達員で、かつ刀で戦うのがうまい
いやちょっと待って要素多すぎん?
彼が謎のコンピュータウイルス「スノウクラッシュ」の謎を追ううちに、巨大な陰謀に巻き込まれていく展開
物語は、メタバースと現実世界を交互に描きながら、スピーディーに進んでいく
ハッカー、企業、マフィア、宗教団体などなど様々な勢力が入り乱れる中でサバイブする主人公たち
脇役も超個性的だし、地形感知してタイヤの形を変えまくるスケボーとかの小道具もカッコいい
音声だけで走る車とかもね
なんでまだ実現されてないんだろうね
**こんな本でした
スピード感がもの凄いです
正直、読んでいて置いていかれそうになる
メタバースの世界では課金額によって見た目が粗末になるのとかもおもしろい
未来のインターネットはこうなっていて欲しい
ストーリーはかなり荒唐無稽
「銀河ヒッチハイクガイド」とかと比べたらまだまともかもしれないけど、展開はこっちの方がはるかに早い
(よく上下巻で収めたよなー、と思う)
荒唐無稽って褒め言葉じゃないけど、そこがスノウクラッシュの魅力でもある
巧みな文章力と、予測不能な展開
あと、繰り返しになるけどこれを1992年に書いてるのほんとすごい
**こんな人におすすめしたい本でした
スノウクラッシュは、SF小説としてだけでなく、現代社会を読み解くためのヒントも多く含みます
これを読んだ人がいまの世の中の一部を作ってるから
メタバース、アバター、仮想通貨などなど、今、話題になっているキーワードが散りばめられてるので、今や今後を考える上で読んでおいていいかも、と思う
特に、こんな人におすすめです
・SFが好き
・メタバースに興味がある
・いままで読んだことがない世界観を体験したい

