なんてうまい作家さんなんでしょう。
伏線→伏線回収を、1章毎に6年ずつさかのぼる、という、最初はなんでそんなことするのー?というスタイルで書きあげている小説
あ、そうそう、さいきん朝の番組でSUPER BEAVERというバンドの「主人公」という曲がなれるのよ
「誰しも脇役で主人公」って歌詞があって、この本にぴっりだなー、と後で思った
どんな本ですか?
時系列が混乱する物語、というと、海外ドラマのThis is USをどうしても思い出しちゃうんだけど、
あっちは「主要登場人物の30歳以降を時代バラバラに見せる」という手法だったんだよね。
超おもしろかった。1話の中で未来の伏線回収を過去でする、みたいなことをしていた。
こっちは今の寡黙な作家のデビュー前が描かれたり、別な章の主人公に助言した人の過去の恋が明かされたり、とほのぼのと楽しくも時に泣ける、時にロマンティックな展開がある。
「時間軸」というものに取り組んだ小説だなぁ、と思うんだよね。
しかも順行ではないのが面白い。
あと、なんというか登場人物が作家にとても愛されてる作品だなー、と読みながら思った。
我が子のようにね。
どんな人に読んでほしい本?
・うまい書き方の小説を読んで学びたい人
・なんというか、なにかを踏み出すための勇気が欲しい人
・時間の変化についていけないよーという人
