なんだっけ、なにか別な本でこの本が引用されてたんですよ
それで気になっていて、やっとゲットして読了
心理学者にして教育学博士の河合隼雄先生
日本にユング心理学をはじめて本格的に紹介した第一人者なんですって
臨床心理学の権威
臨床心理学っていうのは心の問題の原因を探って回復や予防しよう、という学問ね
改めて書くと、フーンって感じよね
私は工学部電子工学科卒ですし、SE→情シス→マーケみたいなキャリアの人だし
心理学とかよう知らんわ、という人なんですが、本を読んで心理学みたいな知らないことを見るとちょっとだけ覗き見てみたくなったんす
んで、隼雄さんはこの本で「影」をテーマにしてるんすよ
影
あの、道とか歩いてると自分の足にくっついてるあれ、というのもあるよ
影
光が当たると後ろにできる光が弱くしか当たってない部分
「その人によって生きられなかった半面、それがその人の影だとユングは考える。」
と。
けど
この本では「もともとの自分でも、こうなりたいなっていう自分でもなく、自分が認めたくない自分」とか「隠して生きてる自分」とか「自分の本体ではないが自分について回るもの」みたいな意味で使われてる言葉
あとは、認めたくないけど親から引き継いじゃってる性格で表に出さないようにしようとしてるもの、とかね
あるよねーあるある
で、面白いのが「影=悪」ではないことなのよ
善も悪もなくて
例えばものっすごいおとなしくて決して人前で発言しようとしない人がいたとして、
その性格が、ものっすごい声がでかくて周りを気にせず話し続ける親の「影」的に生まれたものだとするじゃない?
そうすると、その人がその「影」である人前で大声で話し続ける性格を出すことって実は悪いことではないと思わない?
隼雄さん、いいこと言うよね
いや、極端にやりすぎたらアレだけどね
これね、小出しにできればいいんだけど、影、小出しにできないのよ
影は悪ではなくて、成長させるためのエネルギーの源でもある、とかもおもしろい話だなー、と思う
んで、あとは個人の影が夢に反映される話とか、多重人格の話とか、
個人の影の話だけでなくて「社会の影」としての道化=トリックスターの話とか、いろんな事例を教えてくれる
どんな本でした
臨床心理学の専門家が、「影」をテーマにいろいろ教えてくれる本です
夢を診断して精神的な疾患を直す話とか
どんな人に読んでほしい本っすか
・心理学に興味はあるけど、専門的すぎるのはきびしい、という人
・「影」に興味がある人
