読んでなかったけど有名な本だから読んでみようシリーズ
これもなかなかおもしろかった
どんな本でした?
クリスマス休暇直前に、いいとこの学校を退学させられちゃった主人公がニューヨークの街を放浪する話です
しかもこの人過去に数校辞めさせられてるのね
ヤバいでしょ、ヤバいのよ
でもこれ入学できるんだから、ほんとは、というか、真面目にやれば卒業できる学力があるのにクビになり続けるの
もうね、河合隼雄さんに「影の心理学」的に診察してほしいくらいの主人公なんすよ
大人なんてクソくだらねぇぜ、って言ってるんだけど、そのクソくだらねぇ大人である親のお金でぜいたくに暮らしてるし、
尊敬できる大人だと思ってた人の嫌な部分を見ちゃったり、しかも自分もそのクソくだらねぇ大人にならざるをえないし、みたいなことの葛藤が主人公をくだらない行動に走らせるのよ
影じゃん!
影の現象学を読んで
を読んだ次にたまたまこの本を読んじゃったので、影を表に出しまくっちゃったんじゃんホールデン!と思いながら読みましたよね
葛藤
誰かに助けを求めたいけど、大人は嘘つきだし信用できない
好きだった女の子とも、自分を好きになってくれた女の子とも、楽しくデートをできる自分もいるけど、それを冷笑してしまう自分もいる
尊敬できる兄は遠く、弟は亡くなっていて、これからの自分の「影」になるであろう純粋な妹に会いたい、と実家に忍びこんだりするが、癒されるというよりも諭される
読後感は尾崎豊のアルバム一枚聴いたくらいの気持ちになります
とにかくもう、学校や家には帰りたくない
自分の存在がなんなのかさえわからず震えている
今はこういう時代じゃないのかもしれないけど
これは今後も残ると思った
