
同僚に貸してもらって読んだ一冊
たいへんありがたい
前のキム・チョヨプさんの「わたしたちが光の速さで進めないなら」を読んだ方で「超おもしろいよねー!」という話になり、おもしろかったから他のも買ってみたそうで
こっちもおもしろかった
光の速さの方が「マイノリティ」を通して人間を描いたものだとしたら
こちらは「喪失」みたいなテーマで人間を描いている
っていうか、SF的な成分はあっちでもこっちでもサブ的要素になっている
どんな本でした?
韓国のSF作家さんの2作目
短編集です
視覚と世界の認識が普通と違う人たちがダンスを理解しないまま通信機器で共有してみんなで同じ踊りをするとか
事故をきっかけに3本目の腕がないことに違和感を感じてそれを付けるとか
時間の認識が他の人とズレてしまった人のコミュニケーションとか
帰ってくるという言葉を信じ続けるロボットとか
ズレとか喪失とか
そもそも持っていないものを失った感覚
人間の悲しさ
おもしろかったです
背景に対する説明がなくて、だんだんなんの話か分かってくる構成なので、
苦手な人はそこが苦手かも
バッキングがスキマだらけの曲みたいなのよ
そこがまた、いままでの世代と違うよね
どんな人におすすめしたい本でした?
・孤独を感じる人
・何も失っていないのに、何かを失ったような感覚を持っている人
・SFきな人