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うさみ本棚

うさみの本棚です。おすすめされた本を読みますので、おすすめ教えてください!

「コンテナ物語―世界を変えたのは「箱」の発明だった」を読んで、読書感想文。

読書感想文 物流 マルク・レビンソン

こないだの週間少年ジャンプ読んだ?
こち亀は?読んでない?
両さんが港でバイトしてて、コンテナを安く仕入れて、コンテナハウスを作って格安で売り出す話。
これを読んだらもう「コンテナ物語」を思い出しちゃって。

コンテナ物語―世界を変えたのは「箱」の発明だった

コンテナ物語―世界を変えたのは「箱」の発明だった

「1950年代の発明で、それからの世界を変えたもの。
 それは、船舶用コンテナという箱。」
という本。
タンカーに乗るあの細長いコンテナ。
港にいっぱいあるあのコンテナ。
トレーラーで運ばれるあの箱。


昔々は、あのドでかいコンテナは無くて、
船の積荷は港の荒くれ野郎共がいっこいっこ運んで乗せてたわけ。
積み下ろしに超長時間かかるし、イケてなかった。
でも、コンテナにあらかじめ詰めといて、
クレーンでがしょがしょ積めばすごいスピードで積めるじゃーん。
という発想を元に世界が変わった。
っていう話。

この本のおもしろいポイント。

つまんなさそうだけどおもしろかった。
下調べががっつりされていて、
かつ「マルコム・マクリーンがトラック一台から流通業界を変えた!
風雲児の出自からその最後までを追う。」
みたいなストーリーが感じられる内容もよかった。


コンテナ輸送が輸送費をグイグイ下げて、
一部の人や地域はその被害をもろに受けて仕事が無くなった。
流通が、製造業が、世界が変わった、
本当に「期を画する」と言う意味で画期的な発明。


スケールの大きさもすごい。
年々大きな船ができて輸送量も増えて、
クレーンも進歩して積み下ろしも早くなって。
ぐんぐん大量の荷物をすばやく目的地に届けられるようになる。
この進歩が無ければ世界の人口も今と違う。

物質世界の大変化

はやく届くということは、食べ物で言えば腐らずに届けられる範囲が広がるということ。
燃料も人件費も減るから、流通コストもその前後でガラっと変わる。
物質世界が時間的に近くなった。


マドンナがマテリアルガールを歌う20~30年も前の話。
インターネットも世界を変えたかもしれないけど、
現実世界がガラッと変わるインパクトはこっちのほうが上。
箱が、コンテナが現実世界を変えたんだねー。
というのが超おもしろい。


だって箱だよ?
「でかいハコに物を詰めると、はこびやすいよね~」
という大発明。
バカみたいなのに。かわっちゃってんの。世界。