うさみ本棚

うさみの本棚です。おすすめされた本を読みますので、おすすめ教えてください!

2020-01-01から1年間の記事一覧

「なめらかな世界と、その敵」を読んで。読書感想文

なめらかな世界と、その敵作者:伴名 練発売日: 2019/08/20メディア: Kindle版2019年のSFって、こうか!こうくるのか! というのが第一印象です。 京大SF研 出身で、 あとがきから見るにかなりのSF好きな著者さんが書いたSF短編集なんだけど、 萌えっとして表…

劉慈欣さんの 三体II 黒暗森林を読んで。読書感想文。

三体Ⅱ 黒暗森林(上)作者:劉 慈欣発売日: 2020/06/18メディア: Kindle版超おもしろかった。 スケールがでかいのと、構図がわかりやすいから、たまに幼稚に見えるような時もあるのです。 文章も時々なんだかちぐはぐなように感じる時もあるのよ。 そのあたり…

アマゾンの料理人を読んで。太田哲雄さんすごい。という読書感想文。

アマゾンの料理人 世界一の“美味しい”を探して僕が行き着いた場所作者:太田 哲雄発売日: 2018/01/18メディア: 単行本(ソフトカバー)太田哲雄さんという料理人がいて、今は長野でレストランをやってるそうです。 この方の自伝なんですが、日本出身で日本で…

エンダーのゲームを読んで。読書感想文。

エンダーのゲーム (ハヤカワ文庫 SF (746))作者:オースン・スコット・カード発売日: 1987/11/01メディア: 文庫名前はずーーーーっと前から知ってたんですよ。 いつかは読むだろうなーと思ってたんです。 んで、ちょっと前に読んだ三体の解説かなにかにこの本…

三体を読んで。読書感想文。

SF、なめてた。 SF、限界があると思ってた。 SF、大好きだけど、行き止まりがあると思ってた。 SFには限界なんてなかったぜ!それでは聞いてください次の曲!三体最高! と、熱いMCを繰り広げたくなってしまうほど良い小説でした。 三体。 レビューでは低評…

英国一家、インドで危機一髪。を読んで。

NHKでアニメ化もされた「英国一家日本を食べる」のマイケル・ブースさんですよ。 マイケルとリスンとアスガーとエミルの一家。フランスで料理修行して、日本に来て食文化に驚きまくって、で、次がインドです。 「中国でも良かったけど」と本人は言ってるけど…

「ぼぎわんが、来る」を読んで。読書感想文。

こええよ。 こわかったよー。 怖いのが苦手な人にはおすすめしません。 友達が貸してくれて読んだ本。 「ホラーとかだいじょぶならおもしろいと思う」 と。 うん。読めなく無いので読みます。 人からおすすめされた本。 こええよ。 ホラー映画とホラー小説の…

西加奈子さんの「あおい」を読んで。読書感想文。

西加奈子さんは、好奇心旺盛なこどものような奔放な語り手でありつつ、 熟練の作詞家のような言葉選びをする、 とても素晴らしい作家さんです。 というのが、読後の感想です。 ちなみにまだこの「あおい」一冊しか読んでいない。 あ、ちがう、この前に 「ダ…

江國香織さんと森雪之丞さんの「扉のかたちをした闇」を読んで。読書感想文。

言葉のプロ二人が「詩」というルールの元に行う天下一武道会決勝戦みたいな一冊。 いや、そんな殺伐としたものではなくて、 やわらかい文章と慈愛に満ちた詩集なんですけども。 どのあたりが天下一かというと、 言葉選びのセンスやその出てくる順番です。 高…

白と黒のとびらを読んで。読書感想文。

や、これはおもしろい、けど万人におすすめしない。 オートマトンや形式言語といった情報処理の基本になってるようなことを、 ストーリー仕立てでまとめてみた、みたいな、ユニークな本。 計算機の構造を「妖精や小人の遺跡とそのロジック」に落とし込んで、…

ラプラスの魔女を読んで。読書感想文。

一気に読んじゃう系の本。 空想科学ミステリーって感じ。 ネタバレになるので細かいことは書かんけども。 登場人物の魅力というよりも、 心情とか、「誰が何に執着するか」とか「業」みたいなものが 流れ続ける低音のようにテーマになってるんだよね。 これ…

一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学

この人の要点をざっくりまとめると、 ・上がってる時に買って上がり切る前に売る ・感情で判断しない という2点に尽きるんだと思う。 でもー、それー、できる人とできない人がいるやつじゃないですか。 実際にご本人も、法人作って仲間に自分とまったくやら…

サッカーでこどもをぐんぐん伸ばす11の魔法

とてもいい感じの少年サッカーコーチが、 こどもたちにサッカーを教えるってこういうことだと思うんだよね、 こどもたちの将来を考えると。 ということを丁寧に教えてくれる本です。 この著者さん、ものすごくイイ。 これはね、子育てというか人を育てること…

TED TALKSを読んで

「TED TALKS」というタイトルですが、 「TEDに学ぶ、本当に伝わるプレゼンテーションメソッド」 ってのが本来のタイトルな気がする本です。 本の主題がそこにあるので。 人前で登壇したりする人は一通り読んでもいいかも。 「これが正解」というわけではない…