表面化してないけど確かにある社会問題として
「誰の何の役にも立ってなくて本人もそう認識してる仕事」
っていうのがあるよね、という本でした。
対策としてはベーシックインカムによってブルシットジョブを減らせると思うよこれは政策提言とかじゃないんだけど。
という結論。
社会問題だから社会として問題解決、ベーシックインカム。
という話はわからなくもないんだけど、個人レベルでできる話もしてよね、という気がせんでもない。
まあ、「ベーシックインカムがあれば仕事と報酬を切り離せる」という理論はわからなくないけども。
おそらく今まさにブルシットジョブしている個人個人が
ブルシットジョブから抜け出したとしても、
次の別な誰かがブルシットジョブをし始めてしまうからなんだろうね。
悲しいことに。
私は、自動化とコミュニケーションの改善が、
世の中をちょっとずつ幸せにする方法だと思ってるのだけど、
右から左に物を移して、その後左から右に物を移すだけの仕事もたくさんあることを知っている。
エクセルから別なエクセルにコピペするだけで日に何時間も使ってる人とかね。
その作業の結果が誰かを救う物なら良いのだけど、あまり世のため人のためにならないならと思うと、
「そもそも自動化する必要あるの?」
という話にもなるし、
もちろんそれに関するコミュニケーションの改善も必要よね、
私は以前、
ものすごく仕事に対するやる気が持てない時期があって、
そのとき「この仕事を一生やるのと、一生某有名テーマパークでポップコーンを作るのとどっちがいいか」
みたいな話をしておりました。
そのときやる気が持てなかった理由は今思うと
「誰の何の役にも立ってないのでは?」という気持ちもあったのかも。
と思います。
実際は誰かの何かのお役に立ててたかもしれないけどね。
**どんな本でした?
ブルシットジョブとは何か、
どんな害があるものか、
なぜ増えるのか、
何をしうるのか、
みたいなことが書いてある本です。
ざっと読んでおくと、
自分や周りの人がブルシットジョブ100%状態になってないか気にすることができるようになるかと思います
**こんな人におすすめしたい本でした
・経営者
・政治家
・自分の仕事は誰の何の役にも立たないのでは?と思う人
・自分は人にやる気の出ない仕事をさせてないかと思う人