うさみ本棚

うさみの本棚です。おすすめされた本を読みますので、おすすめ教えてください!

宇宙の果てのレストランを読んで。読書感想文。

宇宙の果てのレストラン (河出文庫)
インフルエンザになりました。
かかる前から回復期にかけて読んだ本です。
高熱でぶっ飛んだ脳みそをさらにぶっ飛ばすような本でした。


銀河ヒッチハイクガイドシリーズの二冊目。
いやはや予想通り楽しかった。
一冊目の感想文はこちらから→


元々ラジオドラマのシナリオから始まってるからか、
ふざけすぎくらいふざけてる素晴らしい文章。
「宇宙の果て」
っていうお題から
このレストランを想像できた作者さんすごい。


以下、ネタバレありなので、
読むかもしれない人は見ないで!

どんな本ですか?

すごいバカっぽい解説になるんですが、
一冊目でもう地球は滅んじゃってるんですね。とっくに。
で、この二冊目では時間をブッ飛ばして宇宙の時間が終わる直前に行きます。
マジでSEKAI NO OWARI


んで、そこにあるレストランに行って宇宙の終わりゆく様を眺めるんですよ。酔っ払いながら。
その後、さらに時間をブッ飛ばして天災レベルの音量を出すロックバンドの
パフォーマンスの一部にされたりしそうになるんです。
あ、後?後というか前?
宇宙の終わりまで行ってからずーっと昔にもどるからね。


そのパフォーマンスというのが、
「宇宙船ごと太陽みたいな恒星にダイブする」
みたいなやつで、その宇宙船にたまたま忍び込んじゃってたからさあ大変。
なんというか、非常にバカっぽい解説になるんですが、
本当にそんな話。
スケールの大きさが少しでも伝われば幸いです。

こんな人が読めばいいのに、と思う本でした。

・「そういうお前をわしゃ食った」みたいなデカい話が好き
・宇宙の最後の瞬間はどうなるのか気になる
・一冊目を読んだ
・誰もいない廃墟の星、みたいな設定に惹かれるものがある
・なんの教訓にもならない物語って素晴らしい、と思える