人間は友人の数が最大150人。
というのが「ダンバー数」です。
こんな本でした。
「ダンバー数」という概念を作ったロビン・ダンバーさんが、
そのダンバー数を基点に進化やら生き物やらいろいろなことについて書いた
科学エッセイみたいな本。
ダンバー数っていうのは
人間にとって、平均約150人(100-230人)が「それぞれと安定した関係を維持できる個体数の認知的上限」である
というやつ。
150人くらいまでしか仲良くできないよ。
という話。
Facebookのともだちが何千人いても、
実際にやりとりするのは150人くらいなんだよ。
ということはその150人とのやり取りを濃く楽しいものにしていくのがいいのかな?
と思う。
で、この「150」という数字に興味があって、
ダンバー数がどんな過程で「150だよね!」というところに落ち着いたのか
知りたかった私にはこの「科学エッセイ」っぽい作りはすこしだけ拍子抜けだったんです。
レシピ本かったつもりが「食べてみた本」だったみたいな感じ。
で、実証実験的には、以下のwiredの記事がおもしろかったです。
「ダンバー数」にFacebookで挑戦|WIRED.jp
本、関係ないけどね。
あ、なんかイマイチっぽい書き方してるけど、イイ本だと思うよ。
一夫一婦制の生き物の方が脳の発達がはやい話とか、
音やにおいの効果とか
「ほんとかよ」と思うような話も出てくる。
こんな人におすすめしたい本でした
・友達いっぱいいると思うけど、疑っている
・組織のグルーピングとかを日頃意識する必要がある
・コミュニティの運営とかを日頃意識する必要がある
いやしかし
「少人数で始めたころは楽しいけど、人が増えるとだんだんわけわかんなんくなる」
というのは、どこでもよく聞く話だよねー。