「好きって最強」というのを改めて感じる本です。
ええとね、なんで鳥類学者ってこんなに面白い人がいるんだろうね。
前に読んだ川上和人さんの「鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。」もむちゃくちゃ面白かったんですよ。
鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。を読んで、読書感想文。 - うさみ本棚
ここに感想文も書いたけども。
なんだろう。飛ばれたら追いつけない生き物だからなのかしら。鳥類学者さん。極端な人多め?それともなにかの研究にハマってる人ってみんなこう?
友達になりたいですね。
この「僕には鳥の言葉がわかる」の方は、森に数ヶ月とか半年とか住んで、毎日白米だけ食べて鳥の声を録音したり、巣箱に脅威が迫ったときの反応を猛禽とか蛇とかそれぞれに記録しまくったりした偉大な鳥類学者さんの記録であり、人類以外にも言葉はある、というのを証明した記録です。
どういう本なの?
ある少年が大学に入って、鳥類の研究をしまくった記録です。
ただ、性格や鳥や森や動物がたぶん好きすぎて深追いしまくってるんですよ。
誰か止めなかったのかってくらい徹底的にやりぬいている。で、しかもというかだからというか、本人むちゃくちゃ充実してて楽しそうなの。
ほら、尊敬する対象って「ああ、自分も頑張ればああなれるんだろうか」っていう人と、
「おっとこれは自分には無理だぞ」っていう人がいるじゃないですか。
この本の著者の鈴木さんのいいところは、
「ああ、この人と同じことをすることはできるけど、この人のいる高みにはたどり着かないだろうな」って感じることなんですよ。
好きすぎるんだと思う。鳥が。
その好きと突き詰め方の結果、国内海外問わず学会で褒められまくり、各所で評価され、果ては国語の教科書にも載る。
ご本人のxアカウントもあるから、ぜひ見てほしい
https://x.com/toshitaka_szk
かっこいいです。
大好きなテーマと、それに取り組み続けられる自身や環境が合いまってるって、本当に素晴らしい。
地味な調査の結果の発見がね、本当にうれしそうなんですよ。
本当にカッコイイ。
こんな人に読んでほしい本でした
・好きなテーマを突き詰めたカッコイイ人の本が読みたい
・鳥にも言葉がある、って言われて、うそーん、と思う
・幸せになりたい