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うさみ本棚

うさみの本棚です。おすすめされた本を読みますので、おすすめ教えてください!

小池龍之介さんの「しない生活」を読んで。煩悩について考えたよっていう読書感想文。

しない生活 煩悩を静める108のお稽古 (幻冬舎新書)
宗教全般に興味がある、というとなんかうさん臭いんだけど、人に興味があるんですよ。
で、それに付随して、これだけ多くの人がハマってきた宗教というやつにも興味がある。


この小池さん、煩悩を見つめまくってるんだけど、
自分自身も煩悩から逃れられてない様もしっかり表に出してくれるのがおもしろい。
きゃりーぱみゅぱみゅがどうしても気になっちゃって距離を置いたら大丈夫になった話とかね。

どんな本ですか?

雑誌に連載していた、
「心を悩ませているものにはこういう種類があって、こういうふうにすると逃れられて楽だよ。」
というような話をまとめた本。
仏教仏教しすぎて無くて読みやすいです。


日々のできごとから問題の本質を探して、
それに惑わされないためにはこうするといい、と説いて、
「でも僕もできてません」というのをちゃんと告白して、
最後に「ブッダはこうだって言ってたみたい」というのを引用する。
みたいなのを、108つ紹介しています。


全体的なテーマとしては、目次の大項目だけ抜き出すと雰囲気伝わるかもしれません

・つながりすぎない
・イライラしない
・言い訳しない
・せかさない
・比べない

うん。そういう感じです。


まあ、読んだところで、改善されるかどうかは別問題だけどね。
ほら、同じ不健康にしても、
自分で不健康だってわかってる不健康と、
自分ではわかっていない不健康では意味が違うじゃない。


あ、そうそう。
ちゃんと健康のことに触れているのもよいんですよこの本。
過度なベジタリアンで体調を崩した話とかも、
隠さず書いている。
当たり前だけど、本当に疲れているなら、本なんて読まないで寝た方がいいんだよね。

こんな人におすすめしたい本でした

・心を平静に保ちたい
・心を平静には保てないとしても、理想を描きたい
仏教に興味がある
・「いろいろな他人の価値観」に触れてみたい
・高度情報化社会なんて疲れるだけだよなー、と密かに思っている

こんな人にはおすすめしない本でした。

ほんっとうに疲れきってる人。
本なんて読まないでおいしいものたべてさっさと寝ましょうね。


ちなみに、この本を読んでる時に、テレビに明石家さんまさんが出てて、
こんなツイートもしました。


ちょっと前に
科学するブッダという本を読んだのと、
尊敬する読書家の方がこの本を読んだことがあるらしい、というのがきっかけで、読んでみました。

バイリンガルニュースMamiの文字おしゃべりを読んで、読書感想文。

バイリンガルニュースMamiの文字おしゃべり
今思えば自分の英語耳修行の第一歩は少年の頃に聞いたビートルズカーペンターズなのではあるまいか。
それか、高校生でギターに傾倒してから聞いたレッド・ツェッペリンザ・フーなのではありますまいか。まるまりますまいか。


あれからウン十年!
アラフォーにして英語の勉強を始めてからというもの、
いろいろな勉強方法を模索しているわけであります。
studyplusも使ってるけど、
実は全ての勉強をメモっているわけでもないんです。


・単語アプリ使って勉強
・Language exchangeアプリ使ってチャット会話
・洋楽でヒアリング
・海外ドラマでヒアリング
ポッドキャストっていうかバイリンガルニュース
みたいなことを通勤時間にやってます。


んで、相変わらずの惰性で続けてるんですが、
この先も続けていきたいのがバイリンガルニュースを聴くことですよ。
ポッドキャストってさー、なんかマニアっぽい感じしない?
でもバイリンガルニュースは超おもしろいんですよ。


バイリンガルのMamiとMichaelの二人が
いろんなニュースを持ち寄って、英語と日本語でまず読み上げてから、
それぞれ英語と日本語とを織り交ぜつつそのニュースについて語り合う。


たとえばちょっと前の回だと、
マストドン」「AI広告マン」「猫への誤解」「木の種類」「精神疾患レッテル」「ニューラリンク」みたいな話題が出ていた。
もちろん語彙のかたよりもあるけども、そんなんほっといて楽しいし、
生の会話が聞けて勉強になります。

どんな本なの?

んで、上記Mamiさんの
Mami<バイリンガルニュースMamiの文字おしゃべり> - 幻冬舎plus
をまとめて本にしたのが、この「文字おしゃべり」です。
なんというか、着眼点がものすごく広い?というか、
「あ、その話題にいくのね!」みたいなセンスがものっそいイイ人なんですよ。


自分磨きみたいなことにお金をかけてる人に対して
「意識が高い」という言い方をすることがあるけど、
本当はこういう人のことを「意識が高い人」って言うんだと思うんだよね。


環境問題、性について、英語の勉強方法、VRをはじめとした近代技術、
などなどなどなど。いろんな話題が出てきます。


あと、この本は基本的に日本語なんだけど、
途中で「この言葉は英語だとこう言うよ」みたいなページもあって勉強になります。

こんな人に読んでほしい本でした

バイリンガルニュースファン
・多様な価値観に触れたいと日頃思っている
・上記のようなテーマのコラムを読むのが好き


電子書籍ってなんかまだ操作に慣れない感じがありますけどもkindle版しかなければそれで読むよねー。

東浩紀さんの「弱いつながり」を読んで。現実世界を歩き回らないとなー、と思ったよ、っていう読書感想文。

弱いつながり 検索ワードを探す旅
ずっと動かずにネットにつながってばっかりいると、
新しい言葉で検索できねーぜー。
というのが、この本の軸なんです。


今の自分として正しい言葉で検索をする時代が
終わりつつあるよ、と。
これからの自分のために、
新しい言葉で検索をする必要がある時代が来てるぜー、と。


いつものメンバーでいつもの場所でいつもと同じことをしてるよりは、
どーんと旅に出ろ!そしてインスタグラムのためじゃなく自分のために旅をしろ!
新しい検索キーワードを操れる、新しい自分になろうぜ!
というような本でした。


いや、ほんとはこんな口調じゃないんだよ。
「ぜ!」とか一切言いません。

こんな本でした

タイトルの「弱いつながり」というのは、
ネット上のSNSにある、毎日何をしてるか知ってるような
「強いつながり」ではなくて、
リアルで年に数回会うような人とか、
旅先で会うだけの人とか。


チェルノブイリは観光地化している。
観光地と言っても明るく楽しいテーマパークではなく、
見せる展示もあれば施設の見学もできる。
そして毎年たくさんの人が訪れる。


ネットでも現地付近を見ることができるけど、
現地に行って帰るまでにいろいろなことを調べて、
いろいろなことを考える。
それが人を成長させるよねー、と。


amazonのレビュー見ると
「パクリやないか!」と書いてる人もいるけど、
元になった本を読もうとは思わないあたりは
良いまとめなんだろうね。

こんな人に読んで欲しい本でした

・新しい世界を見たい
・自分をアップデートしたい
チェルノブイリに興味がある
・福島のこれからに興味がある
・何も検索できなくなったら生命の危機だと思う
・「ティッシュとGoogle、世の中から無くなったら困るのどっち?」って言われたら本気で悩む
・学校のテストなんてスマホ持ち込みOKにしろよ!この先ずっと使うんだから!って思ったことがある

おまけ。自分が何て検索したか調べるカンタンな方法

君は自分がいつ何てキーワードで何のために検索したか覚えてる?
うん。
誰だってそんなものは覚えちゃいないさ!


ブラウザの履歴は「Ctrl+h」で開くから、
その履歴を「Google検索」って言葉で検索すると、自分の検索したキーワードが見えるよ。
それが今の君という生き物だよ!


文体がなんかいつも以上に変になったけど、
まあいいや。ね。

「顧客はサービスを買っている」を読んで。大当たり本だった、という読書感想文。

顧客はサービスを買っている―顧客満足向上の鍵を握る事前期待のマネジメント
料理の四面体という本を前に読んだら、
「刺し身はサラダだ、っていうか料理なんて全部サラダだ(超意訳していますごめんなさい)」
みたいなことが書いてあって、超新星爆発レベルの衝撃を受けた私ですが、
今度もイイ本に出会えて新たな衝撃を受けました。

いまや、企業は全てサービス業である

というのがこの本の骨子です。
本当にこう書いてあるんですよ意訳じゃないですよ。
「20XX年、世界は核の炎に包まれた。海は枯れ、地は裂け、全ての生物が死滅したかのように見えた。だが、人類は死滅していなかった。」
級の衝撃です。

んで、どんな本なの?

「サービスの改善ってどうやればいい?」という問に対し、
「科学的に分解し、分類し、モデル化する」って答えを出してます。
ここが肝です。
「お客様は神様の精神」でも「日本人古来のおもてなし」でも「一子相伝北斗神拳」でもなく、
「分解、分類、モデル化!」


あ?あんだって?
と思った方こそ読むべき本。
図入りでむっちゃわかりやすく解説してくれてます。
こういうのをサービスサイエンスっていうんですって。


例えば、私は「ゆで太郎」が好きでたまに弁当を作らなかった日に行くんですけど、
ゆで太郎にホスピタリティを欲するかというとそんなことなくて、
はやいやすいうまいですよ。
ちゃんと頼んだものが出てくれば嬉しい。


じゃあなんかの記念日に行くちょっといいごはん屋さんでは?
というと、快適なサービスももちろん欲しいなーと思うんです。
目配り気配り心配り的な。
飲み物の追加を聞くのとか、いいタイミングで聞いてくれると嬉しいじゃないですか。


この、ゆで太郎に無くてちょっといいごはん屋さんにあるものを
「一個の部品」と考えることができる。
同様に「サービス」って一言で言ってるけど、
いろんな部品に分解できる。
そしたら、部品ごとに改善できるんじゃないの?
というのがこの人の言わんとしてるところです。


なお、この本を書いた人は
ATMとかの保守サポートの会社を改善する上で、
実際にこういうアプローチをしたそうです。
結果、お客さんが期待しているサービスができるようになったよ、と。

こんな人に読んで欲しい本でした

・「サービスの改善」に悩んでいる人
・自分の仕事がサービス業だと思っていない人
・自分の仕事はサービス業ではない、という人
・「サービス」ってなんすか?という人
・「おもてなし」が全ての答えか疑っている人
・サービス業だけどサービスサイエンスは知らんわーという人


ちなみにこの本は、最近ひょんなことからリーダーをやっているPardotユーザー会に
ゲストとして登壇してくれたC-M-P株式会社の佐々木さんが発表資料内で引用してて、
「なにその本面白そう!」と思って読んだら超面白かった。
という本でした。
佐々木さんに感謝!

天才数学者はこう賭ける―誰も語らなかった株とギャンブルの話を読んで、読書感想文。

天才数学者はこう賭ける―誰も語らなかった株とギャンブルの話
「ギャンブルは胴元が勝つようにできている。」って、
なんとなく思っているけど、
「じゃあなにも勝つ方法がないの?」と思った数学者たちが、
どうやって取り組んだか、という記録。


あ、別におれギャンブルするわけじゃないよ。


ちょっと前に、
冲方丁さんのマルドゥック・スクランブルを読んで。読書感想文。 - うさみ本棚
という記事を書いたんだけど、この小説の中でギャンブルのシーンが出てくるんですよ。


ルーレットとポーカーとブラックジャックとあといくつか。
で、イカサマディーラーと超チート主人公達が戦うんですが、
ルーレットの球が落ちる場所の予測とか、
ブラックジャックの残りの札を読む技術の話があって、
はー、すごいねー。と思っていたんです。


6セットの新品のトランプがぐちゃぐちゃになってるブラックジャックで、
どの札が残りの山の中にあるかを把握する。
そしていつごろどんな山が来るか予想して、
それを駆使して勝とうとする。
でも、イカサマディーラーは札の順番を変えてきたりする。
みたいなシーンがあるんです。


で、この「天才数学者はこう賭ける」という本に出会って、
そんな話が昔からあることを知りました。

どんな本です?

それではここでクエスチョン!


むかーしむかし、
天才数学者がその知能をフル動員して、
カジノの必勝法を導き出しました。
カジノに向かった彼は、その後どうなったでしょうか!?


まぁ、正解は、
「カジノで一服盛られて息も絶え絶えになった上に、出禁になった。」
なんですけども。


つまり、勝ったんです。
しかも、手加減しないと追い出されそうだから
ゆっく勝たないといけないくらい勝った。
大昔の話なので、今同じ方法を使ってもだめだろうけどね。


まず、ブラックジャックで場に出た札を覚えて、
残りの札の予測をする。
で、自分に有利な状況かどうかを見極める。


そして、「ケリー基準」という言葉が出て来るんだけど、
「勝てそうな時、勝てなさそうな時、
 どんな局面でどう賭けると全体として勝てるか」
という内容。
これが株にも生きてくる。


ブラックジャックの話以外にも
「ルーレットの回転から目を読む話」
「電話回線ができて、飲み屋がボロ儲けした話」
「数学者が株でボロ儲けした話」
などなど出てきます。


でも、翻訳のせいか元の文章のせいか、
読みにくい本なので、イマイチおすすめしません。

こんな人に読んで欲しい本でした。

・数学者
・天才数学者
・悪の天才数学者からカジノを護るディーラーさん
・確率統計とか好きな人
・読みにくい本が好きな人


※もしこの記事とかこの本を読んで大損しても私は一切関知しません!自己責任でお願いしますよ!

「一汁一菜でよいという提案」を読んで。シンプル、ということについて考え直した読書感想文。

一汁一菜でよいという提案

「それだけで満たされているもの、こと。」
という言葉を以前読んで、
すとーんというかズドーン!と腑に落ちた私です。
ズドーン!と。あるいはバスーン!と。それかドギュゥーン!と。


これは、雑誌の&premiumの2016年夏くらいの号の
「あなたにとって、"シンプル"とは?」という記事での、
岡尾美代子さんというスタイリストさんの答えでした。


たぶん土井善晴先生に同じ質問をしたら、
「一汁一菜です」と答えるんじゃないか、
っていうか答えて欲しい、と思うような一冊でした。
うん、すごい回りくどいね。この文章。

どんな本ですか?

この本ですごく印象的だったのが、
「合理的と言いながら、機能的であることを追求していて、
 理にかなってないことがあるよね」というような節。


「機能的」と「合理的」の使い分けなんてあんまり意識してなかったけど、
実際はけっこう別物なんだよね。


この本は、料理研究家さんの本だけど、レシピはほとんどありません。
「日常の食事は『ご飯、味噌汁、漬物」の、一汁一菜でいいんじゃない?
というのがこの本のテーマ。


一汁三菜なんて、作るのたいへんだし、みんな忙しいんだし、
そもそも和食の原型は一汁一菜なんだから、
それでいいじゃん。という内容。
もちろん、お祝いの日なんかはいろいろあっていいと思うけど、と。


一部の人には非常に当てはまる。
というか、少子高齢化の今の世の中、
実はかなりの人数がこれでいいんだと思う。
家での食事は一汁一菜。
個人的には、もちろん育ち盛りにはもっとガンガン食べさせたいけどね。


もちろん私としては、
じゃあ天ぷら入り味噌汁とか唐揚げ入り味噌汁とかステーキ入り味噌汁とかチーズバーグディッシュ入り味噌汁とか
どうでもいいことを考えたくなったりもしました。
逆に手間が増えるし、たぶん別に食べたほうがいいからやめようね。


ということで、食を考える上で読むと楽しい一冊!是非!


こんな人に読んで欲しい本でした

・正直、食べ過ぎだ
・正直、今晩のおかずに悩んでいる
・正直、これから料理を始めようと思うけど、何を作ればいいかわからない
・正直、ふだんのごはんはシンプルでいいなー、と思う
・正直、主婦/主夫がこれを言うのははばかられるけど、家庭料理の権威がこれを言ってることに意味があると思う
イチローがカレーを毎日食べる話が好き
タモリさんが朝から揚げ物を食べる話が好き


ちなみに、この本は
Instagram
を見て、読んでみた本です。
talcusさんありがとう。


あと、読み終わってちょっとして、
家庭料理はごちそうでなくていい。ご飯とみそ汁で十分。土井善晴さんが「一汁一菜」を勧める理由
という記事が公開されて、タイミングぴったりでびっくりした。

冲方丁さんのマルドゥック・スクランブルを読んで。読書感想文。

マルドゥック・スクランブル〈改訂新版〉
石原プロより爆発・銃撃・カーチェイスする
攻殻機動隊も驚くほど人間とデジタルが融合してる
ドラえもんも驚くほど四次元から道具が出てくる
・過去のギャンブル映画が優しく見える
ダイ・ハードより死にそう
そんな小説でした
これはおもしろかった。
日本SF大賞受賞作、さすがです。


とにかく悪者がほんっとーにあぁったぁおかしい。
振り切ってる感が好感持てます、


モラルってなにかとか
確率とその前提の話とか
自分が置かれてる状況を性格に把握しているか、把握できるかみたいな話とか
あるいは自分の状況を把握して理解してるのは自分なんだから「理解」をコントロールできるんじゃないかとか
そんないろいろなことを思うようなストーリーでした。

どんな本ですのん

SFです。
架空の都市で殺されかけた少女が
超科学で生き延びて、ついでに凄まじい能力と頼れる相棒を手に入れて、前を向くために過去を乗り越える!
みたいな話。


行き過ぎた科学は魔法にしか見えない的なアレです。
サイバーパンク
またそのサイバーパンクさを強調するのが銃撃やギャンブルのシーン。
とにかく正確に撃ちまくる。


犯罪と裁判と銃撃とギャンブルと銃撃と、みたいなシーンが多量にあるけど、
誰かを信じることとか、確率は前提を間違えると正しく導けないこととか、いろんな学びにつながる一冊でした。

こんな人には是非読んで欲しい本でした

冲方丁さんのSFをまだ読んでない
バットマン好き
・トチ狂ったSFが読みたい
ブラックジャックで勝ちたい
・映画マトリックスが好き
・文庫だと全3巻くらいの重たい本が読みたい
・銃撃、爆発、カーチェイスがないと眠れない