うさみ本棚

うさみの本棚です。おすすめされた本を読みますので、おすすめ教えてください!

大阪人の格言を読んで

人に何かを伝えるというのは、本当に難しいもので、
また、人に何かを伝えて、その相手の行動を変えよう、なんていうのは、
本当に本当に難しいものですよね。


ストレートに言い過ぎたら角が立つ。
遠回しすぎると伝わらない。
長くなりすぎるとなにが言いたいかわからなくなるし、
短すぎると今度はニュアンスを伝えることができない。


本当に優れた言葉はシンプルで、
嫌味がなくて、
相手の視点をガラっと変えるような気付きがある。
人を動かす力を持っている。


この本には1ページに1つの「大阪人の格言」が載っていて、
それに解説がついている。


例えば

どうしたん
地球最後の日みたいな顔して

出典:大阪人の格言


という言葉がある。


相手が暗い顔をしているの発見して、
「暗い顔をしてどうした?」
と言っただけだと、相手は
「ああ、今自分は確かに暗い気持ちだ。
 他の人からも表情でわかるほどなのか。」
と思ってよけいに落ち込むかもしれない。


でも、「地球最後の日」というたとえを使ったことにより、
「そこまでは暗くない」と思ってつっこみたくなる。
「そこまで暗くなるような事では無いぞ」と、
認識を変えることができる。


まあ、ほんとに地球最後の日をむかえている場合は
ユーモラスでもなんでもないけど。
それはそれでシュールで笑えると思う。
たぶん。

どんな本なの?

大阪の一般の方が言った、
格言に聞こえる名言を一冊の本にまとめたもの。です。

こんな人におすすめです

・じわじわと苦しくなるような深刻な状況だ
・深刻な状況の人が近くにいる
・どう伝えたらいいか、どう質問したらいいか、で悩んだことがある
・なんとなくおもろい本を読みたい
・軽めの役に立つ本が読みたい
・物事を気楽に考えたい


占いの真木あかりさんがブログで「半ズボンは何枚履いても半ズボンや」というのを引用されていて、読んだらすっげーおもしろかったんです。
【ご質問にお答えします】なぜ、頑張っているのに報われないのか(木星が巡ってきているいて座さんより) - 占い師・真木あかりのブログ

ハートで感じる英文法を読んだ読書感想文。英文法に対する新たな、そして正しいアプローチをした英語学習本だったよ。

英文法、超苦手です。
中学レベルでギリギリ、高校レベルはほぼ無理。
そのくせここ5年くらい英語の勉強をしてて、
英語が話せる人ともコミュニケーションしようとしている。


私ね、魚座でB型で「直感だけで生きてる」と言われるようなタイプの人間なんですよ。
で、この本はそんな私にも理解しやすい本なんです。
文法まる暗記じゃないというか、
覚えることは「言葉のイメージ」とか「フレーズの呼吸」みたいなことなのです。

どんな本ですのん?

・theのイメージは「一つに決まる」
・現在完了は「迫ってくる」
・willは「精神力」、be going toは「流れの中にいる」
・ifのイメージは「2択」

出典:ハートで感じる英文法


みたいなことが書いてあって、
その後に例文やクイズがついている。


いわゆる教科書的な文法も書いてあるんだけど、
「それじゃわかりにくいよね」
「その言葉が持つイメージはこうだよ」
ということが書いてある。


イメージつかめると会話に使いやすくなるんだね。
百聞は一見にしかず、みたいな話です。


「文法一通りわかってますよ」
という人にもおすすめできる本です。
言葉を使うときのニュアンスとか、
感覚/色彩みたいなものがくっきりするから。


例えばさ、
冷え性の人の「寒い」と、
そうでない人の「寒い」って、
同じ「寒い」という言葉だけど、
けっこう距離があると思わない?


同じ国の言葉を使ってる人でそうなんだから、
違う国の言葉に置き換えて話す時、
文法だけじゃなくて「イメージ」を掴むのって大事だよな、と思う。


宗教的な背景とかもあると思う。
Godと神様違くない?みたいな話。


ことばの勉強っておもろいなー。
翻訳はできるんだろうけど、
翻訳すると切ったハンバーグだかミートボールだかわからない食べ物を口に入れられてるみたいなことなんだと感じはじめた。
「栄養ほぼいっしょだからいいじゃん」と言う話もあるけども。


この本を読んでから
ファミリーから間違った使い方だと聞きましたが、〜したい?と英語で聞く時にwould you like to〜? や do you want to〜? ではなく did you 〜? と使いますか? - Quora
この記事とか読むと、はっはーん、そういうことね。と思うよ。

こんな人におすすめしたい本でした

・英文法ニガテだけど英語で会話したい
・英語で会話する必要に迫られてるけど、がっつり文法の勉強するのは嫌
・英文法一通り勉強したけど、なんか会話してて違和感がある
・英文読んでてなんかイメージできない表現がある
・なんとなく英語勉強してみよかな、と思う

中学高校の英語と私

5年くらい前から英語の勉強を始めたワタクシですが、
文法についてはあんまり成長しておらず、正直あいかわらず苦手です。


そもそも、若かりし頃に英語の勉強をもっとがんばっとけばよかったのです。
だって将来英語に興味を持つなんて思わなかったじゃ~ん。
でもその頃まだ誰も
「これからインターネットってのがグイグイ来て、世界中の人と無駄話できるようになるぜ」とか言ってくれなかったじゃんかー。


ちなみに私が中学高校生の頃は1990年台前半で、
Windowsはまだ3.1とかのころね。
インターネット前夜って感じ。
まさかスマホアプリで英語のクイズ対戦できるような日が来るなんて思ってなかったんすよ。
(Quizappっていうやつ。楽しい。)


中学も高校も家から一番近いところで、
教育熱心だったわけではないし、
高校なんて理系クラスだからね。
英語の先生は毎回のように怖い話をしてくれて、
超楽しかった思い出がありますよ。英語はあのころどこいっちゃったんだろう?

大学生のころの外国語と私

英語とドイツ語を習っていたような記憶はあるのだが…?
なんでなにも覚えてないんだろうね…。
ハートで感じる英文法 決定版

手塚治虫エッセイ集成 私的作家考を読んで。つかこの人やっぱすげえなって思った読書感想文。

手塚治虫エッセイ集成 私的作家考 (立東舎文庫)

先生、冷静、であります。ここまで自分を客観視してるのってすごい。
客観視はしてるものの、感情が文章から感じられるのがたいへん興味深いのです。


自己評価が実はあんまり高くなかったんじゃないだろうか。
どことなくひくつっぽい感じも感じられる。
実に人間らしい。


たとえば

~前略~
ぼくのマンガは、無毒無個性で、余りにも微温的すぎるとよく言われる。
なにか一つ特異な個性に溢れたマンガがヒットすると、かならずそれとひきあいに出されるのがぼくのマンガである。
どこかの本に、ぼくのマンガは教科書みたいなものじゃないかと書いたことがある。
~後略~

っていう一文がある。


特異な個性をうらやましく見てるような気持ちと、
自分の芸風はこれだからこれでいいのだ、
と思ってる部分がいっしょにあるんだよね。


マンガ家として本当にすごい人だったんだと思うんだけど、
批評力というか分析力みたいなものの面でも
本当に優れていたんだね。
どうせおれなんか、と、でもおれってこんなとこすごい、が、
両方出てくるんですよ。神様、人間っぽい。

どういう本ですか?

マンガの書き方から生活の話から実にいろいろな側面で手塚治虫さんを観察できる、
エッセイを集めたもの。


絵、特にアニメーションにしたときに、
顔や関節といった「球」をいくつ作るかによって、
かわいらしくなるか大人っぽくなるか、みたいな考察はほんとさすがっす。
平面に落とし込んでるんだけど、立体で考えてるんだよね。


また、シナリオはすべてまず文章で作ってる話が出てくるんだけど、
一度ストーリーを全部文章にしてからコマ割して、
とか、「マンガを作る才能」で一括りにしてるけど、
脚本家、監督、カメラマン、批評家みたいな才能が全部あった人なんだな―、と思う。


「センス」の一言で片付く話ではなくて、
自分の努力を振り返ることをしっかりして、
その上での努力をすごいレベルで繰り返した人なんだ、と気づきます。

こんな人に読んでほしい本でしたよ

・いわゆる「クリエイターさん」
・いわゆる「クリエイターさんになにか作ってもらう人」
・マンガ読むのが好きな人
手塚治虫先生の大ファンで、生きてれば弟子入りしたい人
・一流の仕事をした人がどんなふうに仕事をしていたか知りたい人

菅原洋平さんの朝イチのメールが残業を増やす。という本を読んで。読書感想文。

朝イチのメールが残業を増やす 日経プレミアシリーズ
~あらすじ~
昨年まで「人がおすすめしてた本しか読まない」と言っていたおれは、
2019年に「なんか良さそうな本も読んでもいい」と、その習慣を改めた。
するとどうだ、書架が、輝くッ!

ということで、
久しぶりにテキトーに借りた一冊。

だってさ、
「朝イチのメール」の話なのに、書いてる人が
作業療法士」の先生だよ?
リハビリする人だよなー、と思うじゃない。

超一流ビジネスマンでも
脳科学者でもハーバードでもマッキンゼーでもなく、
リハビリの先生。
これ、ぜったい面白いなー、と思ったんですよ。

そしたらまあ面白い。素晴らしく面白い。この人が面白い。
あとで読んだ時のメモを見返したら、
「朝イチのメール」に関するメモをひとつも取ってないことに気づく。
これつまり、「朝イチのメール」以外のところが私に響いたんですね。

どんな本なの?

「朝イチのメールが残業を増やす」という話も書いてあるんだけど、
大部分はどんな睡眠をとってどんな行動をすると、
生産性が高いと思うよ。みたいな話がたくさん出てくる本です。

いくつか気になったところをメモしておくと

・忙しいと脳は眠気に気づかなくなる
・実際の睡眠時間÷ベッドにいた時間×100=睡眠効率
・記憶力は「記銘:覚えること、保持:覚えておくこと、再生:思い出すこと、忘却:忘れること」
・脳の容量のためには、インプットを調整することと、外に吐き出して忘れること

・起床4時間後にメインイベントを、5時間後に交渉を
・14時には会議をしない
・デスクではお茶を飲まない→場所と行動が結びつくから
・言葉は記憶の検索ワード
・頭が働きやすい言葉を普段から使う

・体験したことをあえて言語化する
・「なるほど」で止めず質問をする
メタ認知を作る5つの質問

ってな感じです。
そう、この方、睡眠と脳の偉い人なんですね。
本をいろいろ出したり、
会社も立ち上げたりしてるらしい。

この人の他の本も気になるな―。

こんな人に読んで欲しい本でした

・眠くて本気が発揮できないという人
・おれが本気出せばこんなもんじゃないという人
・朝イチのメール処理が嫌いな人
・自分を効率よく使いたい人
・自分のパフォーマンスを上げたい人

ほら、私去年
"シリコンバレー式自分を変える最強の食事"
という本を読んだんですよ。
あの完全無欠コーヒーことブレットプルーフコーヒーの本。

そんなこともあって、
自分の体を科学的にうまく使いたい願望みたいなものがあるんです。
個人的に、なんとなーく、2018年から睡眠のことを考える機会が増えています。
コーヒーは何時過ぎたら飲まない、とか、お酒飲む/飲まないの差、とか。
細かい調整でパフォーマンスって変わるんだよね。

モビリティー進化論を読んで。読書感想文。

モビリティー進化論
奥田民生さんはかつてこう歌った。

車はあくまでも 快適に暮らす道具
車に乗らないと いけないワケではないぜ イエー
だけど好きなんだ いいだろ こんなにも 愛しているよ

(出展:奥田民生 And I Love Car)


そう。
車はあくまでも快適に暮らす道具。
なんだけど、一部の人にとってはそれ以上のものなんだよね。


そんな車も年々々々進化を遂げてるわけです。
わしがわかいころにはまだT型のフォードが走っておったもんじゃが、
強くデカくなったり、快適装備が増えまくったり、デザインが洗練されたり、燃費がよくなったり、
という進化を続けて来たわけです。


PIXAR映画のCARSシリーズを思い出すよね。
特に3作目のCARS Crossroadsを。
古くなった車がどんどん新しい車に倒されていく話。


そして、次の進化・パラダイムシフトが見え始めてるわっすよね。
自動運転化とか燃料の変化とか。
「自動運転」って一言で言うけど、
センサーの進化とか、処理する装置とか処理ロジックそのものとかいろいろ進化してるから成り立つんですってよ奥さん!

どんな本なの?

いろんな側面から「今こうなってるから、そのうちこうなるんじゃね?」というのを積み重ねた本です。
図表が超多くてイイ。
また「各国の物流ネットワークにおける自動運転の可能性」
みたいな、国別の情報だったり、
「ライドシェアリングサービスへの顧客流入の構造(ジャカルタ)」
みたいな、富裕層、中間層、貧困層で乗り物の種類がどう変わっていくか、
といった情報があってたいへん興味深い。


超お金持ちはきっと、
超AI制御されてて絶対安全な高級車なのに運転手をわざわざ運転席に座らせたりするんだよきっと。
ドアの開け閉めをさせるために。
あ、こち亀の中川には自分で運転してほしい。


あとね、
このへんの話にテレワークの話も絡めると
おもしろいと思うんだよね。
もう会社なんて行きたくない!なら自宅で仕事しろ!みたいな。


話がそれましたが、
今まではなんとなーくぼやーっと想像していた移動手段の未来が、
いくつもの「軸」を与えられ、説明されることで
鮮明に見えてくるような本でした。

こんな人に読んでほしい本でした

・自動車関連業界の人
・駐車場関連業界の人
・電力関連業界の人
・移動する人

月とアポロとマーガレットを読んで。読書感想文。


アポロ計画で月にロケットを飛ばしたのは誰よ、
というと、NASAのいろんな人がみーんな主役なんです。


んで、
その中でアポロ11号を月面に着陸させるために、
ぜったいぜったい必要だった人がこの絵本の主人公
マーガレット・ハミルトンさんです。


マーガレットさんが何をしたかと言うと、
1960年代の今からしたらものっそいしょっぼいコンピュータで
カタカタカタカタプログラムを組んで、
あらゆる事態に対処していた人。


あらゆる事態って何よ?というと、
あらゆる事態ですよ。


「着陸前に複雑な処理がはじまっちゃって
 着陸のためのプログラムが動かなかったらどうしよう!」
みたいなことに対処するプログラムも書いていたそうで、
それのおかげで着陸に至ったりとか。


「いやいやそんなこと起きないでしょー」
というのが起きてしまうのが事実なんですよね。
小説より奇なり
おかげでアームストロング船長が人類で初めて月面を歩いた人になったわけですよ!
知名度の差がすごい気がするけども。

どんな本なの?

マーガレット・ハミルトンさんの反省を綴った絵本です。
こどものころから数学が好き。
自分でなにかをやるのが好き。


そんなマーガレットさんが後にコンピュータに出会って、
NASAアポロ計画に関わり、
プログラムを書く。
アポロ11号が月面に着陸する。


小さな頃から
「なりたいものになれる女の子はどうして少ないの?」
という疑問を持っていた一人の女性が、
自分の腕で未知の領域を切り開いた話。
スバラシイ。


男女問わずさー、
「なりたいものになりたい」
っていう動機はイイよね。


下の方にリンクを載せたwiredの記事には
>>
このコンピューターがなければ、ニール・アームストロング船長が月面に着陸することはなかっただろう。そしてハミルトンによって書かれたソフトウェアがなければ、コンピューターはそもそも役に立たなかっただろう。

革命のファンファーレを読んで、読書感想文。

革命のファンファーレ 現代のお金と広告

クラウドファンディングとかクラウドソーシングとかを使ったらこんなことができたよ。
…っていうと楽してそうに聞こえるけどそんなことなくてむちゃくちゃがんばってるよ。」
というご報告のような本。


以前、週刊少年ジャンプのまんがで
バクマン」っていうまんが家志望の若者二人が、
がんばってついに連載を持って…。というまんががあったけど、
主人公たちのライバル的な人の中にいたよねたしか。
「大勢で意見を出し合ったり多数決したりしながらストーリーを作る」
みたいな人。


あれのもっとすごい版をこの人は絵本を作るのにやったそうで。
このページの空はAさん、建物はBさん、次のページの〇〇は…。
てな感じで分業したそうです。


んで、作り方にもカラクリがあるし、
売り方にもカラクリがあるんだよ、と。
著者が増えるとその分買われるから売上も増えるとか、
クラウドファンディングで先に1万冊の予約が取れてれば
「初版3千部しか印刷しなくて超品切れしてさあ大変」
てなことにもならない、と。

こんな本でした。

超売れた絵本の作者さんが、
その絵本や、以前に出した本のことも交えつつ、
売れた絵本の売り方を自己分析した本です。

「この通りにやったら売れるよ!」
というものでもないけど、
何かを作って世に出す人は一度読んでおくと
その後の活動に幅が出そうな本。


大人気の絵本がどう作られたか、
どんな戦略で売られたか。
また、その経験を生かしてこれから何をしていこうとしているか。
そんな本です。


「どれだけ信用されるかが大事」
みたいな話はほんと、納得する。
知られるだけじゃだめで、
信用されることだよ、と。

こんな人におすすめしたい本でした。

西野亮廣ファン
・本を作って売りたい!と思っている
・絵本作家になりたい!と思っている
・本を出したが売れなかった
・絵本を出したが売れなかった
・本じゃなくても、なにかを作って世に打ち出したい


あ、
「革命のファンファーレ」というのは、
かっこいいけど中身を的確に表してない感じがするんだよね。
「革命後の処世術」とか
「革命のファンファーレを聞きながら、
 新ルール適用後の世の中の荒波を乗り越える!」
みたいな本なんですよ。