うさみ本棚

うさみの本棚です。おすすめされた本を読みますので、おすすめ教えてください!

「ヤフーの1on1」を読んで。読書感想文と実際にやってることの話。

ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法

1on1ミーティングやってる?
上司として?部下として?両方?
私は今年になってから始めたんですが、
上司としてだけ週1やってます。
そのうち全社でもできるといいなー。


目的は「部下の気付きと成長」としている。
あと、もちろんコミュニケーションとりたい、
というのもあるけどね。
隣に座ってるくせに作業モードになるとあんまり話をしなかったりするので。


どんな話をするかというと、
本人が不安不満に思ってることを聞いて、
それを小分けにしていって、
その後、じゃあそれに対して何をする?
という話をする。


テーマがあれば、それについて話すし。
話すテーマがなさそうなときは
「今って天気でいうと何?」
「晴れのち曇り?
 じゃあその曇りの原因って何?」
みたいな話をする。


曇りの内容について掘り下げて考え始めると、
だんだん理由が見えて来て、
細かい原因に行き着く。
じゃあ次にそれを取り除くか、
それの影響を受けないようにするには何ができるか考えよう。
という話をする。


最後に「1on1のとき、『もっとこうしてほしい』ということがあったら教えてね」
というフィードバックを促して、
なにかあれば教えてもらって終わる。


相手が考えてる間や話をしている間はできるだけ口を挟まず、
課題に対してこちらから答えを渡すのでもなく、
自分で考えて自分で解決への道を探してもらう。
だから時々自分が「こんな方法あるんじゃないかなー?」と思っても、
それを口に出さずに相手が導き出した答えを優先する。


部下には自分の力で自分の問題を解決する道が見つかるし、
そんなステキな考え方ができるようになる。
上司は「部下を成長させて生産性を上げるための方法」を実践しながら
その練習ができる。
そんなことをしてます。


はじめたきっかけはネットか何かの記事で
「1on1ミーティングってのがイイらしい」
みたいなものを見て、この本を取り急ぎ読んで、
お試しな感じで初めてみたら、あらなんかいいじゃなーい?
と思って、それから続けてます。


そんな1on1ミーティングの始め方が、
この本に書いてありました。


私が社会人になったのが2000年の4月で、
横浜にあるF通グループの元計算センターな会社に入って、
SEをしていました。


SEというのはシステムエンジニアの略で、
情報やそれを扱う仕組みを作って改善していくお仕事。
その当時は公共、文教、保険やらなにやらの
ちょっと固めのクライアントが多い会社だった。


で、そこに5年半いて、
その後、都内の不動産の会社で働き始めるんだけども、
もともとITとか強いじゃないですか。
で、無医村に行った医者状態で、重宝されてうんぬんかんぬんで現在に至る。


んだけど、もし社会人になりたてのころの上司から
こんな1on1ミーティングを受けていたら、
今とは違う自分になってたんだろうなー、と思う。


どちらかというと手先が器用で、
新しいモノの使い方や勘所を把握するのが早い私は、
それなりにがんばってそれなりに評価されてきた、
と思う。


でも、実は自分の中で
「目に見えていない問題を発見する能力」とか、
「どでかすぎて問題と把握できないけど、
 実は解決しないと行けない問題に気づく能力。」
みたいなものが弱いなー、と思っていて、そこを鍛えたいと思っている。
今まで目の前に積んである問題の解決ばっかりしてたからね。


ちなみに、これを読んだあとしばらくしてから
【第13回 火星の学校】メンバーの成長を促す「1on1」の概要を学び・体感しよう - connpass
に行ってあらためて方向性が合ってるか確認したりもしました。
勉強になりますなー。


傾聴とかコーチングとか学んだ事ある人には
スーッと入ってくる話だと思います。

どんな本ですか?

すっかり何の話か忘れてズラズラ書いたけど、
これ、読書感想文でした。


この本は上のほうに書いたような1on1ミーティングを
実際に上手にやってる会社のやり方を紹介してくれます。
やってみようかなー、と言う人や、
どんな感じかなー、と言う人にはおすすめです。

こんな人におすすめしたい本です。

・なんとなく1on1って聞いたことあるけど、どんなん?という人
・部下とのコミュニケーション不足に悩む人
・別に悩んでないけど上司と業務以外の話もしたい人
・部下に成長してほしいと思う上司
・成長したいと思う部下
・部下に期待を伝えたい上司
・人と話すのってムズいなー、と思う人
・上司の1on1がたぶん下手くそだ、と思う人
・部下が1on1でちゃんと話をしてくれない、と思う人