ふだんあんまり映画を見ないんですが、
「映画 立川談志」を先日見ました。
朝の中央線社内、スマホのちっさい画面で見てみました。
「芝浜」っていう落語がまるまる一本入ってるやつ。
おかげで朝からニヤニヤしたり泣きかけたりした。
テレビの連続ドラマって、なんだかめんどくさくて見ないんだけど、
落語鑑賞はちょっと興味あるな。
一本見ても映画ほど長すぎなくていい。
あ、で、そっちじゃなくて、
本の話でした。
億男。
ドでかいお金は人をどう変えるか、お金ってなんだ?という話。
超面白かった。
どんな本かといいますと
しばらく前にブルータスかなんか雑誌で連載されていた小説。
主人公は3,000万の借金があって、図書館とパン屋で働いている男。
妻子あり、ただし別居中。
んで、宝くじ買ったら3億当たるんだけど、友人に持ち逃げされてさあ大変。
そこから3億を追う旅が始まる。
持ち逃げした友人につながる人に一人一人話を聞く、
そのたびに縮まってるのか縮まらないのかよくわからない距離。
はたしてたどり着けるのか!?
3億円は取り戻せるのか。
というようなストーリー展開なんですが、
この、「つながる人達」のキャラが一人一人異様なほど立っていておもしろい。
誰かから要素を抽出してデフォルメしたみたいな、
濃いキャラ揃い。