独学て、今後一生していくんだろなー、と思うじゃないすか。
趣味にしても仕事にしても。
んで、続けるのであればちょっとでも効率よくやりたいじゃないすか。
となると、その道のプロに話を聞くか、本を読む。と。
ということで読んでみました。
「独学をシステムとして捉える」という本。
システム化ってなによ?というと
1.戦略
2.インプット
3.抽象化・構造化
4.ストック
をすることだそうです。
テーマを決めて、インプットして、消化して、引き出しに入れておく、みたいな話。
そもそも、「1ジャンルの本だけ読む」のは間違いだよっていうのがイイ。
ここが「戦略」という話。「設計」と言い換えてもいいのかもしれん。
知識の城を構築するための設計図をまず描く。
んで、戦略に沿って素材をそろえていくみたいにインプットする。
インプットは仕事用、教養用なんでもありの娯楽用。と分けて、
読み方も変える。
清濁混交。一流も古典もジャンクフードもとりいれる。
そしてインプットを砕いて組み立てて、取り出せるように引き出しに入れておく。
実践すべきことを実践していくと、仕事の脳みそも教養の脳みそも育つよ。と。
そんなうまくいくんかいなー、と思いつつ、
この本を手に取ったこと自体がもううっすらした戦略に基づいてるんだなーと自分で思う。
これって読書に限った話ではなく、いろんな種類のインプットをバランスよくとろうね、
という話なんだな。
この前の出口治明さん「知的生産術」では、「人、本、旅」で成長するって書いてたけど、本はインプットの1要素だし、本は人の書いたもんだしね。
サッカー大好きだけどサッカーの練習だけするんじゃなくて、
そもそも体の動かし方を学んだり陸上や水泳にも挑戦したりする、みたいな、
最近のアスリートみたいな話だなー、とも思う。
10歳7歳の二児というか二サッカー少年の父としては、栄養も運動も考える日々です。
**どんな本ですか?
いろんなところで見かける山口周さんはいろんなところで登壇したり本を出したりしている人で、
「世の中みんな賢くならんかなー」と思ってるっぽい人だと思っていて。
そんな人がまとめた「賢くなれる方法の本」がこちら。
「俺はこんな感じの独学がよいと思ってるぜ」的な
(いやご本人きっとそんな雑なしゃべり方しないんだろうけど)。
本の読み方、アンダーラインの引き方、ストックの残し方、と
一通りの「しまい方」が書いてある感じです。
その通り模倣するもよし、自分流に混ぜ込んで使うもよし。
ちなみに私は図書館ヘビーユーザーかつ、
どうしてもの本は電子書籍で持って、できるだけ本を家に置かない派である私は、
本にほぼアンダーラインを引きません。怒られちゃうし。
その代わりスマホの写真フォルダは気になったページの写真でいっぱいだったりする。
**どんな人に読んでほしい本ですか?
・これから社会に出る人
・これから何かの道を究めようとする人
・今まさに何かの山を登り始めて、力不足感がある人
・実際なにかの課題を持ってて、それの攻略方法を考えたい人
(「とりあえず着手!」はやめとこうぜ)
ちなみに、この本読んでて一番グッと来たフレーズは
「『本のプレイリスト』を作るつもりで」
です。